ブログにお知らせしていましたように、去る11月1日(日)と12月5日(土)の2回に分けて「北山杉の里サポーター」養成講座が開催されました。遅くなりましたがまとめてイベントの様子をご紹介したいと思います。
このイベントは講座を通じて北山地域を知らない人に知ってもらい、他の人に北山地域の魅力を発信して頂き地域の活性化を促進したいという最終的な狙いがありますが、とにかく難しいことは置いておき、まずは今回楽しく北山杉や北山杉の里について知ってもらいましょう、というイベントでした。
第1回目(11月1日)の様子
講演:「森林・木材利用と地球環境」 民族意識から最先端の科学まで
京都府立大学大学院 古田裕三 教授
森林・木の効用や地球環境に良いところを科学的な説明を交えて、解説いただきました。
(感想の一部:「地球温暖化と林業の関係を改めて深く知ることができて良かった。」「古田先生はおもしろい。」「割り箸、漆箸の話に集約される。北山杉産業を考える上では今を考えつつ明日の為の活動が必要。」)
昼食:「鹿カレー他」
北山産の鹿を使ったカレーを、「北山の朝市」 のお母さん達に作っていただいた手作りの昼食でした。
(感想の一部:「鹿肉がほろほろと崩れるほど柔らかくて驚いた。」「鹿肉がもっと流通すればよいのにと思う。」「定番メニュー希望」)
北山杉の森歩き、伐採、ロープワークを体験、見学していただきました。
(感想一部:「未だに何回やってみてもロープの結び方が出来ない。」「もやい結びを復習する。」「地元民との交流があればもっと楽しくなるのではないか、と思った。」)
北山丸太市場の見学
地域紹介
北山杉の里 小野郷自治会 片山輝男会長から地域の活性化の取組みについてのお話をしていただきました。
感想の一部:「片山会長の話はとても興味深い話だった。」
北山杉の里さんぽ(大森地区)
大森市民農園を見学 (ご利用者 お鍋中でした(^^))
大森地区の空き家を見学。
中川の北山丸太木造倉庫群を見学
全体的な感想一部:「北山杉は一般林業ではなく、銘木生産であるという事をよく理解しておかなければいけない。育林技術同様に北山丸太加工生産には特殊な技術が必要である。技術の継承の為には産業の[業]とが成立しないと難しい。伝統を守る為に譲れない部分はあるが、今の示威偉大に応じた何かを探り、産業として次世代に残していきたい。北山林業を知る為の切り口は非常に多いが、本気で勉強したずさわっていく人を今後もサポーター講座を通じて育てて欲しい。北山林業の活性化が地域の活性化に繋がると信じている。」「京都市街地から20分ほど、サイクリングやライダーも認識はしていても通過点になるところ、外国人観光客が増える中ホテルが足りず街中でオフィスビルをホテル代わりに使う人がいるので、空き家をそんな利用法にしてもおもしろいのではないか?」「手入れされた木々を守る地域の人たちの苦労を知ることができた。知ったことで風景がより美しく見えた。」
第2回目(12月5日)の様子
山とまちのつなぎ方講座
講師・案内人 ㈱古川ちいきの総合研究所 岩井有加氏
学生時代からこの地域に関わりを持ち、この地域の魅力をどのように伝えるかを、中川地区を案内しながら語っていただきました。
中川まち歩き(感想一部:「普段知り合いでもいないと入れない地域の中を見て歩けて良かった。」「毎日せかせかと生活しているとほっとする感じだった。」)
北山女性の伝統衣装紹介、試着
地元「北山の朝市」のお母さん達に教えてもらって、北山丸太の磨き作業などを行った女性の伝統作業衣装を試着していただきました。
北山の伝統作業衣装「立ち掛け姿」の乙女たち「ハイチーズ」
北山杉の枝打ち作業実演
感想一部:「枝打ちはすごい。」「他地域とは道具が違う。」
丸太磨き体験(砂磨き)
感想一部:「昔は冬でも素手で丸太磨きされていた、との事。初めての体験でビックリした。」「すごい、面白かった。」
北山杉の里検定
検定結果発表、北山杉の里サポーター講座
感想一部:「しっかり話を聞いておけば良かった。」「認定証を頂き、出来ることからやってみたいと思っている。」
第1回の検定で残念ながら合格されなかった方は、ごめんなさい。でも、また北山の里へお越しいただき学んで頂きたいと思います。引き続き来年度以降もイベントを行いたいと思っていますのでまたぜひご参加下さい。
合格者の方おめでとうございます今後「北山杉の里サポーター」として、この地域を知らない人へのいざない役としてのご活躍を期待いたしております。どうぞよろしくお願い致します。