天高く馬肥ゆる秋...涼しくなると食欲も旺盛になり、これからはサツマイモの収穫に新米。
馬だけでなく人も肥ゆる秋ですね!
お彼岸の連休、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
お墓参りは勿論のこと、この時期は運動会やお祭りなど秋の行事が目白押しです。
色とりどりの秋桜、ススキ野原。秋明菊の蕾がふくらみ、大人も子どもも楽しい、一年で一番心が洗われるような季節がやってきました。
夜は一気に冷え込むようになって今年の紅葉は早く見られるかも知れません。
先日チョット中川の外へ足を伸ばしてみました。
ここ生産組合からR162を京北方面に車を走らせ、笠トンネルを抜けしばらく行くと左手に何やら見えてきました。
木工の工房のようでもあるしお店のようでも...色んなものがゴチャゴチャとあります(失礼^^)
その名も「よろず庵」。
窓に貼り紙がしてあって、「留守の時は隣の工房にいるので声をかけてください」フムフム、一期一会の文字が妙に説得力あります。
お隣の工房にお邪魔しました。やっぱりゴチャゴチャ!
色んな材木や小さくカットされたものが見えますね。
よろず庵のオーナー、藤原 治さんは北山杉やその他の木材を使って印刷や加工をしておられます。
このような変木や節のある丸太が原材料となります。カットしたり印刷したり様々なものに形を変えると節も模様のように見え愛嬌があるとおっしゃいます。
一般の柱としては使えないものでも藤原さんの手にかかるとまるで魔法のようにたくさんの可愛い木工細工に生まれ変わります。勿論、中川の北山丸太もお嫁に行ってます。
これは檜。ちょっとピンク色がかっていて、とてもいい香り。
前から欲しかった、小さなまな板をお買い上げ~~ちなみに¥300!!
他にも薄くスライスした北山杉の名刺や、表彰盾なんかも京都市の依頼があったり京都ならでは!と言う印象がしてとてもいいなぁと思いました。
地道な細かい作業ですし、大きな売り上げが見込める仕事でもありませんが木の温かみと共に、一つひとつに藤原さんの愛情がこもっているような気がして...作品を手にした人は優しい気持ちになれるんじゃないでしょうか。
お店の中には可愛いものがいっぱいです♪
丸太をくり抜いて作ったマスコット。くり抜いた中身もきっと何かになってる筈ですよ。
来年のカレンダー。藤原さんの得意とするところの印刷技術です。
木目が美しく、数字もにじまずにキレイにのっています。お店に置いたりしても素敵ですね。
まだまだ紹介しきれないくらい、たくさんの木工細工や印刷物があります。
「何でもありのよろず庵や」とおっしゃる藤原さん。
その通り、こんなのが欲しいんやけど...とお願いすると設計からして下さいます。
床の間を飾る柱や垂木にはなれなかったけど、小さくなって新しい命を授けられた北山杉たち。
お話してるうちに嬉しくなって、そして「一期一会」を感じたひとときでした。
よろず庵
〒801-0262 京都市右京区京北細野町信濃垣内31
電話 0771(52)0476
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