エリア55レポート 

趣味を追求するオタクな日々

『主任警部アラン・バンクス』S2観ました

2018年04月10日 | 海外ドラマ
『主任警部アラン・バンクス』のネタバレがあります
ネタバレ拒否の方は読まないでください






半年前くらいに『主任警部アラン・バンクス』のS1を見ました
最初、出だしは面白い!って思ったんですが
その後私の感覚ではダメだこりゃ
になってしまったドラマです

そのS2を凝りもせず観たんですが
観ようと思った理由はS1で一番嫌だったキャラクターが降板することがわかったから^^;

このドラマが嫌いな理由はいくつかあるんですが一番大きな理由は
アラン・バンクスの相棒の女性刑事のキャラクターでした
手っ取り早くいうと性格が悪いんですよ^^;
登場したときなんかヒールなのかと思ったくらいなんですけど
その後バディを組むことになって段々と性格が良くなっていく感じ?なんです
いや、それほど良くなる感じではないんですけどねwww

全体的には男性視聴者をターゲットにしているドラマなのかと思います
被害者が女性ばかりで性被害が多く
事件現場の女性のビジュアルも、そういうのを楽しむ人にはいい感じです
(残酷だったり扇情的だったりする)
性犯罪は現実において多いし
被害者では女性が多いし
陰惨な事件の方が視聴者も喜ぶし(インパクト重視)
という意味ではドラマの造りとしてはもっともだなとも思うところもあります

バディの女性刑事がそこまで性格が悪くなかったり
バディの上司の方が女性だったりしたらかなり印象違ってきたと思うんですが
バンクス(男性主任警部)が女性の部下を教育していく造りで
いや、だからこそなのか女性刑事とちょっと恋愛関係になりそうな(キス寸止め)描かれ方があり
うーん…
美人(金髪で細身)の部下が来て教育しながら事件解決していくなかで
いい感じなってしまって・・・
って男性から見たら羨ましい状況なのでしょうか?
女性から見ると、またかよ!とかキモって感じがするような気がします
現実ならキモエロオヤジの独りよがりの妄想の典型ですよね?

英国で2010年に始まっているシリーズなんで少し前のモラルで考えるとアリなのだろうか?

このドラマが男性上司と女性部下であっても
女性部下の上昇志向がものすごくても
嫌なドラマだとは思わない気がするんです
上昇志向が強すぎて性格悪い、まででもOKかな
嫌なのはその性格が男性上司(バンクス)に出会って変わっていく
仕事上のバディなのに恋愛関係を描く
という点ですね
女性は男性に従うという昔の掟を連想させるし
上司→部下なんですからセクハラにもなりえるというか
上司の良識が問われるじゃん?

で、割と納得できないのがバンクスがモテモテなところとかもw
主役なんだからモテた方がいいんでしょうけどね
すごくシリアスに進行していくドラマなんですよ
だから部下との恋愛も含めてモテモテなのが不自然に感じてしまう
もう少しコミカルな部分があれば許容できるんだろうけどなぁ・・・

なんて不満ばかりが残ったS1だったんですが
S2では件の女性刑事が産休で降板して新しい女性刑事がバディで登場するというので
懲りずに見てしまいましたw

E1はやはりあまり好きにはなれない感じでしたね
バンクスが良く描かれ過ぎというか・・・
ヒーローみもあればヒロインみもあって万能主役過ぎた感じ
新しい女性刑事は前の人よりはましなんだけど
やはり今回もバンクスすげーから真似しろよ的な始まり方で^^;
E3ではバンクスがバディの女性刑事に
「なんで若い(未成年の)女の子は年上の男ばかり好きになるんだ?」
という質問をするんですが
お ま え が 言 う な !
です
若い女性部下とか事件関係者と恋愛ごっこしてる本人がこういう寝ぼけたことを言うのがなんとも…
男性視点のドラマだと感じてしまいますね
(バンクスは未成年と恋愛してるわけではありませんが)
自分が恋愛するなら年下の若い女性がいいけど
年若い女性が年上の男性と付き合おうとすると、途端に女性側に理由を求めてしまう
男性無罪の理論だ

S1のときも思ったんですけど
バンクスがなぜそんなにすごい刑事なのか伝わらないんですよね、私には^^;
一人で抱え込んで悲壮感漂わせてがんばってるけど
それが男の独りよがりに感じてしまう
放送局が違うんですが「刑事トム・ソーン」というドラマ見たときも似たような感じがしました
”伝説の刑事”みたいなキャラクターなんですが、それが全然ドラマ内で納得感がなかったり生きてこないというか
バンクスも伝説のきれる刑事なんでしょうけど
なんか自己中のおじさんが一人でがんばってるだけ、みたいに感じてしまいます

でもね、S2はS1ほど相棒の性格悪くないし
事件も女性が被害者になる性犯罪ばかりではないし
最初の事件はバンクスの弟が被害者なので
それほど嫌な感じはしなかったですが
当初容疑者ですらあったバンクスが強引に事件捜査に関わっていく辺りは
もう少し丁寧に描いてほしかったです

「刑事トム・ソーン」もそうだったんだけど
”俺様の勘”というのがものすごく重要視されてて犯人逮捕の根拠にすらなってるんだけど
説得力感じないんだよねー!
バンクスS2ではみごとに外れるので、少し納得できたけど
どっちのドラマももう少し丁寧に描いてほしいと思うところが
”俺様の勘”とか”俺様の流儀”とか”俺様の魅力”とかで展開する感じが
ドラマ全体がすごく重く暗くシリアスに描かれる中でいい加減さを感じさせてしまうのでした
(この辺りをハチャメチャ感で乗り越えたのが「私立探偵 ジャクソン・ブロディ」だった気がする)

少し前に「ニュー・ブラッド」ってかわいい男子バディ物があったけど
あれくらい軽快な造りならなんとなくで展開しても
ノリで済ませられるけど
重くてシリアスなドラマだとそれでは無理な気がするんだけどな・・・

あと「刑事モース」みたいに一人で突っ走ってしまうキャラは部下がいいよ
どっしりと包容力があって何があっても大丈夫的な上司が後を守ってる感じだと安心して見ていられるし
実際若者が軽率に走って年寄りは経験でカバーするのが世の道理だし

この「主任警部アラン・バンクス」で私的に一番ダメと感じてしまうのは
主人公の主任警部アラン・バンクスのルックスなのではないだろうか?
すごくストイックな感じで細かいことにもうるさそうながしてしまう人なのに
いきなり勘を主張してその他のことをないがしろにして進めてしまわれると
とてもとても納得ができないのだあった


という書いてる人間の性格が悪いんじゃないか?と思えるような
感想で申し訳ない^^;


『主任警部アラン・バンクス』ホームページ→こちら







**コメントありがとうございます
モグモグさん
モースが待ちきれないときは瞬間的にwowow加入もありですよね^^
「ホワイトチャペル」ってルパート・ヘンリー=ジョーンズ主演のですか?
私は最初から字幕で見ているので何も違和感ないんですけど…^^;
大まかに言って最初に吹き替え見た方がいいですよね?
本人の声を知らないでいた方が馴染めるような気がすます^^










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