『ラベンダーの咲く庭で』の感想なので完全に最後の最後までネタバレでストーリーを語ります
知りたくない方はお読みにならないでください!
まず最初にこれいい映画です!
断言する!とってもいい映画!!
出演者がとてもゴージャスなんで見るっきゃない!と思って見ましたが
演技派の方々が揃っているのでとてもよかったです^^
嵐の翌日、老姉妹の住む家の前の浜に一人の青年が意識不明で打ち上げられているところから映画は始まります
老姉妹はその青年が健康を回復すまで家で世話をすることにしますが・・・
まあ、浜辺に打ち上げられた瀕死の青年がブリュールで
それを見つける老姉妹がマギー・スミスとジュディ・デンチって時点で必見でしたねw
おまけに監督はチャールズ・ダンスだし~
最初の釣りでマギー様とデンチ様がブリュを取り合うお話なのかと思って
ヒィーーー!だったわけですが
そして確かに最初は二人ともブリュのお世話をするのは自分だ!って感じで競うんですがw
途中からは別に敵?が現れるので姉妹は共闘します
浜辺に打ち上げられてる美青年の出自を姉妹がそれほど追及しないのが不思議というか不自然なのかもしれないんだけど
(ブリュールが美青年というところに多少違和感を感じる方もいるかもしれませんが、苦情は受け付けません!)
見てる私も姉妹と一緒になってブリュール美青年に恋してしまうので
出自なんかどうでもいい!今よ!今この瞬間が大切なのよ!!
という恋の病で不自然さもどうでもよくなるのが
この映画のマジックでしょうね~www
これおとぎ話だね
出自を尋ねたら自分の元を去るとか
羽衣を返してしまったら天に帰るとか
そういうお話ですよ
人魚姫にも近いかな?
人魚姫は声を失っているので恋心を伝えられず悲恋になりますが
こちらはブリュがヴァイオリンを弾くことで安定した3人の生活が崩壊へと進み始める構図です
ジュディ・デンチは自分が年甲斐もなく若い男性(映画では少年・boyと形容されてます)に恋をしてしまっていることに自覚があります
それでも気持ちを抑えることができないのは悲しい恋の定めだし
見てる側はその気持ちに自分を重ねてワクワクしたりドキドキしたりもでき
さらにつらい気持ちも共有できます
デンチ様が10代の少女のようなんですよ!
だからね、10代後半あるいは20代前半みたいな雰囲気をたたえたブリュールに恋をしても全くおかしい気がしない!
映画の中で姉のマギー様は恋人がいたけれど戦死したことが語られ
デンチ様はそういう恋をしたことがなかったと語られます
だからね、デンチ様は心は初恋前の乙女と一緒なの!
それが見た目が老婦人であっても不自然さを感じさせなくて
演技がすばらしい!と思わないわけにはいかない!!!
とってもかわいいんだよ~デンチ様
ブリュがヴァイオリンを弾いて、その音色に惹きつけられた女性が表れて
彼女の兄が世界的なヴァイオリニストでブリュの憧れの人だとわかります
女性はブリュの才能を活かすために兄に紹介したいと姉妹に手紙を書くのだけど
姉妹はブリュがいなくなることを恐れて話しません
そのうちに女性とブリュが仲良くなって手紙のことを知り
ブリュは怒るんだけど・・・
女性が兄にブリュのことを伝えロンドンに来た兄にブリュを引き合わせるために
強引にブリュを連れ去ります
ブリュは姉妹に手紙のことで怒りを感じたこともあったけど
姉妹に何も言わずに去ることに抵抗があったりと
なんかもう・・・ブリュ・・・ブリュ・・・最高//////な造り
ここで嬉々として女性と手に手を取って姉妹の元を去ったら後味の悪い映画になっていたんだろうけど
ブリュが行けないって一度は断るところが清涼感があって////いいんじゃよ
それでまた女性が強引に荷物持たせて連れて行ってしまう展開になってるところが
ブリュのヒロインチックな魅力を増大させてて、おま…なに…これ…グハッ(血反吐吐く音)
です!
途中ブリュがタラシなシーンもあり
デンチ様と散歩してて貝殻を拾ってあげたり
姉妹に花を摘んできたり(しかも最初はデンチ様にしか摘んでこなかったような演出までしおって!コイツーーーー)
小さな村?町?ではブリュはモテモテで
そりゃ漁師ばかりの荒くれ者の中で一人優雅にヴァイオリンを弾きこなすんだからモテて当たり前じゃろ!クラッカーだよ
はぁ・・・ブリュも魅力を全開してます
すごいのはね
ブリュはこの映画の時は24、5歳で子役出身ですでに「グッバイ!レーニン」という世界的ヒットも出している役者なのに
これが映画初出演です、ドキドキしてます
みたいな初々しい演技をしてるとこだよ!!!!!
ものすごく初々しくて爽やかな少年プラスな存在
彼も本当に演技が素晴らしいね~
最後、ブリュは世界的なヴァイオリニストの後押しを受けてソリストとしてロンドンで成功します
そのコンサートをロンドンで見る/聴く姉妹
コンサートの後でブリュに会い束の間の再開を喜びますが
ブリュは貴族から呼ばれます
貴族への挨拶よりも姉妹を選ぶブリュに姉妹は挨拶を優先するように言い
姉妹は貴族に挨拶をしに行ったブリュを残して
そっとパーティーから抜け出し帰路につきます
最後の最後までブリュのお行儀のいい少年感とデンチ様の叶わぬ恋の姿に
うっとりと自分を重ねて余韻を楽しむ・・・
そんなラストシーンもとても素晴らしかった
最初からデンチ様の恋が叶うとは誰も思わないでしょ?
だからどうやって失恋/悲恋にソフトランディングするのかが問題の映画で
最後に姉妹がさみしいけどブリュが世界に才能を披露する羽ばたくのをそっと見守る
って終わり方がよかったです
この最後のコンサート後のパーティではブリュを連れ去った女性が出てこないのもまたよかった!
ここで女性が出てくるとドロドロ感が出ますからねw
女性がブリュには才能を感じているだけで異性としての興味はないって描かれ方もいいのです
きっとね、デンチおばあちゃんはこの恋を胸に抱いて年を重ねて
静かに幸せに死ぬのだと思う
一生誰にも恋をしないで終わるんじゃなく
素晴らしい恋を知って満足して死ぬんだな
素晴らしい一生だな
ってとこまで感じられてしまう映画でした
(こちろん映画ではそこまで描いてはいません)
オマケ1
最近ドイツ語をちょっとだけしている私ですが
この映画、全編の殆どが英語なんですが少しだけドイツ語が出てきます
そのドイツが聞き取れたところがあって感動しましたw
シュピーレン(弾く)って単語~^^
ヴァイオリンを弾くってところが聞き取れたんですが
ヴァイオリン シュピーレンってまんま聞き取れた感じがして
この前TVでドイツ語ではヴァイオリンをもっと違う発音の言葉で言ってた気がしたのであれ?になりました
調べてみたらGeige(ガイゲ) とVioline (ヴィオリーネ)とありました
Violineの方が使われたんでしょうね~
もっとヴァイオリンに感じたけど^^;
英語の映画見ててドイツ語も聞き取れるとかなり不思議な感じがして
もっとドイツ語がんばるぞ!になるね(一生懸命自分を励ましてる 笑)
オマケ2
今エマ・ワトソンの主演の「コロニア」という映画が公開中です
エマの恋人役でブリュールが出演しています
チリのクーデターを描いた実話が元になった映画で
拷問シーンとか結構つらいシーンが多い、真面目な映画らしいです
ブリュはエマに救い出される結構ヒロインな役みたいですよw
でブリュの裸エプロンというサービスシーンがあるっていう情報が流れてきて^^;
というかもうそのシーンだけgifで見ちゃったんですが
(探したわけではないのよ、TLに流れてきただけなのよ)
はぁ・・・どこでどうつながるかわからないので不思議ですが
裸エプロンしてました
(たぶん幸せな頃の二人♡なシーンではないかと)
**コメントありがとうございました
OGULA AZUKIさん
ずっとです!未来永劫です!!オオゲサ
オサワリもOKだと思います
少なくとも今まではOKだったので^^
東京に行けばいつでも見れるのはありがたいですね^^
進さん
マジでワクワクするよねーーーー
マダム・タッソーの蝋人形も玉石混交みたいだよね
でもロンドンのが素晴らしいから東京のも期待できると思う^^
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知りたくない方はお読みにならないでください!
まず最初にこれいい映画です!
断言する!とってもいい映画!!
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ジュディ・デンチ,マギー・スミス,ダニエル・ブリュール,ナターシャ・マケルホーン | |
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出演者がとてもゴージャスなんで見るっきゃない!と思って見ましたが
演技派の方々が揃っているのでとてもよかったです^^
嵐の翌日、老姉妹の住む家の前の浜に一人の青年が意識不明で打ち上げられているところから映画は始まります
老姉妹はその青年が健康を回復すまで家で世話をすることにしますが・・・
まあ、浜辺に打ち上げられた瀕死の青年がブリュールで
それを見つける老姉妹がマギー・スミスとジュディ・デンチって時点で必見でしたねw
おまけに監督はチャールズ・ダンスだし~
最初の釣りでマギー様とデンチ様がブリュを取り合うお話なのかと思って
ヒィーーー!だったわけですが
そして確かに最初は二人ともブリュのお世話をするのは自分だ!って感じで競うんですがw
途中からは別に敵?が現れるので姉妹は共闘します
浜辺に打ち上げられてる美青年の出自を姉妹がそれほど追及しないのが不思議というか不自然なのかもしれないんだけど
(ブリュールが美青年というところに多少違和感を感じる方もいるかもしれませんが、苦情は受け付けません!)
見てる私も姉妹と一緒になってブリュール美青年に恋してしまうので
出自なんかどうでもいい!今よ!今この瞬間が大切なのよ!!
という恋の病で不自然さもどうでもよくなるのが
この映画のマジックでしょうね~www
これおとぎ話だね
出自を尋ねたら自分の元を去るとか
羽衣を返してしまったら天に帰るとか
そういうお話ですよ
人魚姫にも近いかな?
人魚姫は声を失っているので恋心を伝えられず悲恋になりますが
こちらはブリュがヴァイオリンを弾くことで安定した3人の生活が崩壊へと進み始める構図です
ジュディ・デンチは自分が年甲斐もなく若い男性(映画では少年・boyと形容されてます)に恋をしてしまっていることに自覚があります
それでも気持ちを抑えることができないのは悲しい恋の定めだし
見てる側はその気持ちに自分を重ねてワクワクしたりドキドキしたりもでき
さらにつらい気持ちも共有できます
デンチ様が10代の少女のようなんですよ!
だからね、10代後半あるいは20代前半みたいな雰囲気をたたえたブリュールに恋をしても全くおかしい気がしない!
映画の中で姉のマギー様は恋人がいたけれど戦死したことが語られ
デンチ様はそういう恋をしたことがなかったと語られます
だからね、デンチ様は心は初恋前の乙女と一緒なの!
それが見た目が老婦人であっても不自然さを感じさせなくて
演技がすばらしい!と思わないわけにはいかない!!!
とってもかわいいんだよ~デンチ様
ブリュがヴァイオリンを弾いて、その音色に惹きつけられた女性が表れて
彼女の兄が世界的なヴァイオリニストでブリュの憧れの人だとわかります
女性はブリュの才能を活かすために兄に紹介したいと姉妹に手紙を書くのだけど
姉妹はブリュがいなくなることを恐れて話しません
そのうちに女性とブリュが仲良くなって手紙のことを知り
ブリュは怒るんだけど・・・
女性が兄にブリュのことを伝えロンドンに来た兄にブリュを引き合わせるために
強引にブリュを連れ去ります
ブリュは姉妹に手紙のことで怒りを感じたこともあったけど
姉妹に何も言わずに去ることに抵抗があったりと
なんかもう・・・ブリュ・・・ブリュ・・・最高//////な造り
ここで嬉々として女性と手に手を取って姉妹の元を去ったら後味の悪い映画になっていたんだろうけど
ブリュが行けないって一度は断るところが清涼感があって////いいんじゃよ
それでまた女性が強引に荷物持たせて連れて行ってしまう展開になってるところが
ブリュのヒロインチックな魅力を増大させてて、おま…なに…これ…グハッ(血反吐吐く音)
です!
途中ブリュがタラシなシーンもあり
デンチ様と散歩してて貝殻を拾ってあげたり
姉妹に花を摘んできたり(しかも最初はデンチ様にしか摘んでこなかったような演出までしおって!コイツーーーー)
小さな村?町?ではブリュはモテモテで
そりゃ漁師ばかりの荒くれ者の中で一人優雅にヴァイオリンを弾きこなすんだからモテて当たり前じゃろ!クラッカーだよ
はぁ・・・ブリュも魅力を全開してます
すごいのはね
ブリュはこの映画の時は24、5歳で子役出身ですでに「グッバイ!レーニン」という世界的ヒットも出している役者なのに
これが映画初出演です、ドキドキしてます
みたいな初々しい演技をしてるとこだよ!!!!!
ものすごく初々しくて爽やかな少年プラスな存在
彼も本当に演技が素晴らしいね~
最後、ブリュは世界的なヴァイオリニストの後押しを受けてソリストとしてロンドンで成功します
そのコンサートをロンドンで見る/聴く姉妹
コンサートの後でブリュに会い束の間の再開を喜びますが
ブリュは貴族から呼ばれます
貴族への挨拶よりも姉妹を選ぶブリュに姉妹は挨拶を優先するように言い
姉妹は貴族に挨拶をしに行ったブリュを残して
そっとパーティーから抜け出し帰路につきます
最後の最後までブリュのお行儀のいい少年感とデンチ様の叶わぬ恋の姿に
うっとりと自分を重ねて余韻を楽しむ・・・
そんなラストシーンもとても素晴らしかった
最初からデンチ様の恋が叶うとは誰も思わないでしょ?
だからどうやって失恋/悲恋にソフトランディングするのかが問題の映画で
最後に姉妹がさみしいけどブリュが世界に才能を披露する羽ばたくのをそっと見守る
って終わり方がよかったです
この最後のコンサート後のパーティではブリュを連れ去った女性が出てこないのもまたよかった!
ここで女性が出てくるとドロドロ感が出ますからねw
女性がブリュには才能を感じているだけで異性としての興味はないって描かれ方もいいのです
きっとね、デンチおばあちゃんはこの恋を胸に抱いて年を重ねて
静かに幸せに死ぬのだと思う
一生誰にも恋をしないで終わるんじゃなく
素晴らしい恋を知って満足して死ぬんだな
素晴らしい一生だな
ってとこまで感じられてしまう映画でした
(こちろん映画ではそこまで描いてはいません)
オマケ1
最近ドイツ語をちょっとだけしている私ですが
この映画、全編の殆どが英語なんですが少しだけドイツ語が出てきます
そのドイツが聞き取れたところがあって感動しましたw
シュピーレン(弾く)って単語~^^
ヴァイオリンを弾くってところが聞き取れたんですが
ヴァイオリン シュピーレンってまんま聞き取れた感じがして
この前TVでドイツ語ではヴァイオリンをもっと違う発音の言葉で言ってた気がしたのであれ?になりました
調べてみたらGeige(ガイゲ) とVioline (ヴィオリーネ)とありました
Violineの方が使われたんでしょうね~
もっとヴァイオリンに感じたけど^^;
英語の映画見ててドイツ語も聞き取れるとかなり不思議な感じがして
もっとドイツ語がんばるぞ!になるね(一生懸命自分を励ましてる 笑)
オマケ2
今エマ・ワトソンの主演の「コロニア」という映画が公開中です
エマの恋人役でブリュールが出演しています
チリのクーデターを描いた実話が元になった映画で
拷問シーンとか結構つらいシーンが多い、真面目な映画らしいです
ブリュはエマに救い出される結構ヒロインな役みたいですよw
でブリュの裸エプロンというサービスシーンがあるっていう情報が流れてきて^^;
というかもうそのシーンだけgifで見ちゃったんですが
(探したわけではないのよ、TLに流れてきただけなのよ)
はぁ・・・どこでどうつながるかわからないので不思議ですが
裸エプロンしてました
(たぶん幸せな頃の二人♡なシーンではないかと)
**コメントありがとうございました
OGULA AZUKIさん
ずっとです!未来永劫です!!オオゲサ
オサワリもOKだと思います
少なくとも今まではOKだったので^^
東京に行けばいつでも見れるのはありがたいですね^^
進さん
マジでワクワクするよねーーーー
マダム・タッソーの蝋人形も玉石混交みたいだよね
でもロンドンのが素晴らしいから東京のも期待できると思う^^
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いいお話ですね~
気持ち八分目で描くところがまたいいですね~
タイトルからしてきっと
景色も綺麗な映像なんでしょうね~
ご紹介、ありがとうございます。
見た気になりました。
えっ?なっていいの? ソラ
エリアさんのお墨付きだし機会があったら見てみたいです。
ドイツ語が聞き取れた箇所があったとか。
これは感激ですよね。すごいすごい。
これからもがんばって下さい。
見た気になりましたw
またとないチャンスの手紙を貰ったのに手紙を見せないというところなど
大人の対応ではなく、恋する若き乙女よねw
なんだか可愛い^^
全体的にファンタジーって感じがします。
きっと映像も綺麗なんでしょうね~(あ、これもmimiさんとカブリましたw)