『LGBTを読みとく』読了しました

昨日の夕方届いた本ですが午前中に読み終わったので感想書きます

こんなに早く読み終わったのは私の関心が高かったからですが
この本の文章が非常にわかりやすかったからでもあります
丁寧な文章で平易な言葉で概念や用語、歴史の説明がされていました

私が一番知りたかったLGBTの分類もほぼわかりましたし
まあ、LGBは以前から知っていたのと変わりはありませんでした
Tが…トランスジェンダーがイマイチわかっていなくて…
wikiやその他の説明しているサイトを読んでもなんかピンとこなかったのです
何かいい本ないかな～と思っていましたら
著者のツイートがRTでまわってきたので即ポチしました

トランスジェンダーというと性同一性障害が日本語訳かな？という気がしていたんですが
その言葉には納得がいかないものがあったのです
端的に言うと（広義の）トランスジェンダーの中に性同一性障害も含まれます
しかしもっと様々なものがあるということですね
いわゆる心の性と体の性が一致しない人のことを全て性同一性障害と呼んでしまうのは乱暴ですし間違っています
ということがわかってすごく納得感がありますﾖｶｯﾀﾖｶｯﾀ

同性愛の発見的な歴史なども語られていて歴オタの私は楽しかったです
なぜ発見なのか？太古の昔から同性愛者っていたんじゃないの？と思われる方はこの本を読んでみてください

家族・職場・知人に該当しそうな人がいるけどどう接していいかわからないと思ってる方は読むといいです
自分の考えがどういうものなのか、というところからわかってくると思います
というのも私たち市井に暮らす一般ピーポー的な愚鈍な存在だと
知っていると思っていてもそれが勘違いや誤解だったりして
偏見が無いとか傷つける意思がないとして取った行動が相手を傷つけたり
尊大な上から目線だったりすることに気付かされます
私の場合は今現在はかなり知識が増えてきていたのでギリギリセーフだった感じですが
去年あたりならかなりアウトな気がします＾＾；
自分自身はかなりその辺りに気を使ってもの言いをし
このブログも書いて来たつもりですが
それでもかなりヤッチマッテルのがわかりました＞＜

人間誰しも身近に感じるまでは知識を仕入れたりしないものですし
間違った知識も氾濫していますからヤッチマッテルのはしょうがないと、自分の擁護も兼ねて言いますが＾＾；
大切なのは間違ったままでいることを止めて正しい知識を知ろうとすることです！
だから今からでも勉強しようね＾＾

それにしても性の知識というとなんかエッチな話題w的に受け取られてしまうので
こういう本も含め同性愛に関する本とか実店舗ではなかなか買いにくいと感じてしまうヘタレなので
こうやってアマゾンで気軽にポチれていい時代になったなぁと思います
私は真面目に性の知識を身に付けたいとずっと思ってましたけど
実店舗で手に取って中身をパラパラするのがなんとなく恥ずかしいので
つい最近まで本当にこういう本て読まなかったんですよね・・・
だから知識も身に付けられなくて・・・
後悔していますよ；；

この本はタイトル自体もそれほど勇気を出すような感じではないので
実店舗でも買えそうですね＾＾

	LGBTを読みとく: クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書)
	森山 至貴
	筑摩書房

で、この本を読んでいて同性愛者の類型の分岐点になったのがオスカー・ワイルドの裁判だということが書かれていました
それで次に読む本はこれにしました
先日映画のDVDも買ったりしてちょっとしたワイルドブームですねw

	オスカー・ワイルド - 「犯罪者」にして芸術家 (中公新書)
	宮崎 かすみ
	中央公論新社

オスカー・ワイルド以前には同性愛者という存在は知られていなかったそうなのです
もちろん男性同士の性行為はあったのですが
それは同性愛と考えられてはいなかったとかで・・・
まあ、私のつたない説明ではなんですので知りたい方は「LGBTを読みとく」を読んでください
解りやすく書かれていますので＾＾



ホントに1冊本を新しく読むたびに自分のバカさ加減を思知らされるんだよねー
毎回心が折れそうになったりするけど
その分知識が増えたんだ！がんばれ自分！！って励ましてるよ；；




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