私のツイッターのTLでは俳優の起こした事件のことで性的同意のことが話題になっています
以前に性的同意をお茶で説明したイギリスの警察の動画が優れものだということで話題になったのですが
最近再びこの動画がリツイートされてきたので
こちらでもご紹介したいと思います
本当にわかりやすいです
どぞ!
tea
お茶を他人に勧めるという行動で考えるとこんなにもわかりやすいのに
どうしてセックスだとそれがわからなくなってしまうのでしょう
ということを考えていてあることを思い出しました
この夏義父の初盆があり夫の実家に帰省したときの出来事です
義父にお線香をあげに来た近所の人と義兄夫婦のやりとりです
義兄夫婦は客が線香をあげたあとでお茶を飲んで行けと勧めました
客はここでいったん「この後用事があるから」と断ります
しかし義姉はその言葉には関係なくお茶の用意をし
義兄はもう一度お茶を勧めます
そうすると客はさっき言った言葉など忘れたようにお茶に招かれます
用事があると言っておきながらその後30分くらいは話し込んでいたと思います
上の状況は都会では今時珍しい風景なのかもしれませんが
田舎ではありふれた情景です
私は額面通りにしか言葉を受け取れないところがあるので
この客と義兄夫婦のやりとりが未だになじめません
動画ではお茶を飲みたくない人に勧めるのは変でしょ?と言っていますが
実は日本ではお茶も飲みたくない人に勧めているのですよね
一度断るが二度目に勧められたら断らない
という行動は昔のお酒の勧め方にもよくあるパターンですよね
下手をすると酔った相手が「俺の酒が飲めないのか!」などと怒り出したりして・・・
今はあまりこういう強引なお酒の勧め方をしなくなったのではないかと思いますが
それも大学生の一気飲みによる死亡事故などが話題になり
徐々に少なくなっていった案件ですよね?
死人が出なければおそらく今でも続いていたのではないかと思います
お酒をもっと飲みたい人が礼儀として断った場合には二度目に勧められないとそれ以上飲めなくなるので困るでしょう
しかし本当に飲めない人(日本人ではかなりの割合でお酒を分解する酵素を持たない人がいるそうです)は
無理やり勧められて本当に迷惑していたでしょう
飲めない人は額面通りに断りを受け入れてくれる文化に移行することで、寿命が延びたと言ってもいいかもしれません
私のように額面通りにしか言葉を受け取れないものには
お茶でも一回目でも断られればもう一度勧めたりはしないのですが
お茶やお酒を相手が断ってもそれが礼儀だと受け止める文化になじんでいる人は
全く躊躇せずにもう一度勧めます
それどころか相手の答えを無視してお茶の用意をしてしまうわけです
さて本題の性的同意の話に戻りますが
セックスの場合も一度目の断りは単なる礼儀と考えている人がいるのかもしれません
お茶やお酒を一度目は断るのが礼儀だと考える文化の中でセックスにもその考え方が応用されたとしたなら
奥ゆかしい女性はセックスをしたいなどと自分からは言わないはずだ
むしろ断るのが礼儀なのではないか、とかなんとか・・・
おそろしい考え方だと思うのですが
自己中心的にしか物事を考えられない人には都合のいい考えです
元々男女の差別がある日本では女性の意見が無視されがちです
そこにこの断りは単なる礼儀だという考え方があれば
相手が同意していると錯覚してしまう人がいるでしょう
お茶でさえ飲みたくないのに無理に流し込まれれば不快な思いをするのですから
それが性行為であれば不快はとても大きく精神を傷つけることになりますよね?
それでもなぜかお茶よりもセックスのほうが同意を軽んじてしまう人が世の中にはいるのです
大切なのはその同意を軽んじる人が少数で、大多数の人は理解さえすれば錯覚しなくなるということだと思います
教育で理解を広めれば錯覚する人が減り
不幸な思いをする人も減ります
嫌と言えばそれは嫌ということの意味でしかない
何度も繰り返し言う必要もなければ、行動で示す必要もないことを理解しなければいけないと思います
言葉でコミュニケーションをとることを発達させた人間なのですから
言葉で伝えられたことはそのままの意味を尊重してこそ、人間らしく生きていることだと思います
基本的で本質的な意味をそのまま受け止めることが、最も必要なことなのだということを
子どもの頃からきちんと教育していけば、相手の同意を勘違いする人間は最低限に抑えられるでしょう
性欲は抑えられないものだから強姦はしょうがない
という意見を未だに聞きます
そしてその言葉が強姦をしない人にまで共犯意識を抱かせ
性被害を訴えづらくしているのだと思います
男性ならば性欲があって当たり前
↓
性欲は抑えられない
↓
男性ならば誰でも抑えられない性欲がある
↓
男性ならば強姦は誰でもしてしまう可能性のある犯罪
この論理で共犯意識を刷り込まれている男性も被害者だと思います
痴漢にしてもそうですが男性全てに共犯意識を持たせることで
性犯罪を表に出さないようにして一番得をしているのは
極少数の性犯罪者です
決して全ての男性が犯罪予備群というわけではないのです
極少数の卑怯な犯罪者だけが得をしているのです
これは頭に叩き込んでほしいです
言葉でいえない状況を作り上げる人がいますが
そもそもそういう状況を作り上げた時点で同意を求める気持ちがないのですから
そういう状況ではすべて同意がなかったと判断するべきだと私は思っています
具体的には身体の拘束や暴力です
抵抗がなくなったので同意したと思った、というのは全く論理的ではないと思います
このところ信じられないような性犯罪に関する報道を目にしていて
モヤモヤが溜まったので
普段のブログの内容とはかなり違う内容の記事を書きました
私の記事はともかくお茶で解説した性的同意の動画はしっかり見てもらいたいです
そして拡散されていけばいいなと思っています
読んでいただきありがとうございました
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食い仕事ができなくなった管理職がいましたよ、昔。
まだ、セクハラなんて言葉さえ無かった時代ですが。
いまだって、酒席では似た様な感覚のオジサンたちがいますね。今時の中学校の性教育がいかほどのものかはわかりませんが、その後に是非この動画を見て話し合って欲しいです。
私もこの動画を拡散します。
とてもわかりやすいです。
確かに性欲は抑えるのって難しいんですかね。
特に若かったりすると。でも性欲以前の問題のような気がします。
どんな時でもきっと我儘で相手の気持ちを考えられない人なのかな~と。
もっと相手の立場に立って考えられるようになっていかないとですよね。
義実家での話、すごくわかります。
付き合いもあるのでなかなか断れないけれど、すごくしつこい人っていました。
相手も当然喜んでいる。俺が誘っているんだからありがたく思えくらいに思ってる人も多いですよね。
やっぱり自分勝手なんだと思います。
でもホント、1度目は断るとかメンドクセ~って感じです。
同じ女性にもそう言われる辛さ。
被害を訴えても他人に信じてもらえない辛さ、しまいには自分が悪かったのではと思い込まされる辛さ。
AVなどをみて相手を気持ち良くすればOKなのではと考えてしまうのかも知れませんが、そういう作品こそ幻想なのにわからないんだなと思います。
日本人の人前で身内が褒められても否定する文化とか、良い影響与えないんで無くなって欲しいです。
長文乱文失礼しました。