人の命は平等ですよ。
人=誰かの子供(家族)
なのだから、自分とは関係なくても誰かにとっては絶対的に大事であって、それは確実に平等なのです。
大金を稼いで、多額のお金を納税しているからって、人の命を軽く見ていい訳がないし、1万歩譲って仮にそう思っていたとしても、公の場で言っていいわけがない。
少なからず影響力がある人が、あの発言をしたことに、とても憤りを感じます。
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三島由紀夫 『美しい星』の第一章にこんな一節があります。
_____幼児が自動車に轢き逃げされて、血まみれの体を路上に横たえたというニュースをきくとき、数十人の死傷者を出した列車事故や、数百戸を一ト呑みにした洪水のニュースをきくたびに、彼は身をすくめて、自責の念におののいた。この同じ地上に住む以上、すっかり統一感を失った世界とはいえ、彼はやはりあらゆる犯罪、あらゆる不祥事に対して、無答責であるとは云えないのだ。そしてこういう身を裂く苦しみだけが、世界の全体感を回復するかもしれないのだ。__________
この文、あの人に読んで欲しい。
命、なめんな。
語彙力に乏しい私は、一言だけこう言いたいです。
『身を裂く苦しみだけが、世界の全体感を回復する』
もしあの人のような、間違った考えの人が増え続けたら、世界は終わるでしょうね。
大金を稼いで、やりたい放題やってしまった結果があの発言か…悲しいな。