日々の雑記

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祖母のお経が懐かしい

2025-02-28 01:00:00 | 祖父母関連
突然ですが自分の家系が何の宗教を信仰
しているか知っていますか?全く知らなく
ても葬儀や法事とかに参加すると自然と
知ることになりますが。仏教が日本では
多いですが当然神道やキリスト教、
イスラム教に他の宗教もあるでしょう。
が、今日は仏教の話。

日本の仏教は大きく分けて13宗あります。
法相宗、華厳宗、律宗、天台宗、真言宗、
融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗、時宗、
臨済宗、曹洞宗、黄檗宗、日蓮宗。
書いていてなんですが、全く知らない宗派
ばかりですよね。ちなみに私は母方が
浄土真宗で父方が真言宗です。

またこれらの宗教の中で更に細かく〇〇派
とかに分かれているので、総数は膨大になり
ます。

仏教とは簡単にいえば仏、つまりはお釈迦様の
教えを信仰する宗教です。が、それならば何故
1つでは無くこれだけ複数に分かれているのか。
理由は簡単でお釈迦様の教えを多数の弟子達が
学んで広めたわけですが、その弟子ごとに解釈が
違ったんですね。その結果どんどん枝分かれ
して別々の宗派になってしまったわけです。

これは推測ですが、たぶんお釈迦様自身もずっと
一貫して同じことを言ってなかったんだと思い
ます。そうなると弟子達が聞いたタイミングに
よって内容が違う可能性があります。

そもそも仏教とは完全な「さとり」を得て、
仏となることを最終目的としています。が、
目的が漠然としすぎていて解釈が分かれる
のは必然と言えます。どうやったらさとりが
得られるのか?その1点取っても無限に解釈
が分かれても驚きはありません。そう考えると
逆に13宗にしか分かれてないのは驚きとも
言えます。

なお昔はあったけど今は消えた宗派も多く
あります。信仰する人がいなくなれば当然
無くなるわけです。近年は正月とかに神社
や寺に参拝する人が多い割に普段は別に
何の宗教も信仰していないという人は多い
と思います。別に宗教を信仰するかどうかは
個人の自由で強制されるべきものではない
のですが、個人的にはこのままだと日本の
仏教は衰退していくだけだろうと思い、
今後どうなるんだろ?と思って今日の記事
を書いた次第です。そもそも仏壇や神棚の
ある家って今の時代、田舎の家とかごく
一部ですからね。私も祖父母の家には
ありましたが、肝心の祖父母が旅立った
ので家ごと無くなりました。

母方の祖父母の家に夏休みに行くと
毎日朝一番に祖母が仏壇の前でお経
を唱えていたのが懐かしいですね。

独自の人生論を持っていた亡き祖母が残した武勇伝(個人的備忘録)

2024-12-14 01:03:26 | 祖父母関連

祖母は凄まじい人だったので色々ないわゆる武勇伝が

あるのですが自分が見た中で一番凄くて酷かったのを

紹介したいと思います。

 

ある日、水道管業者を名乗る若い男が3人来ました。学生の

自分が見てもわかる怪しさ。いわゆる年寄りを狙った悪徳業者

でした。しかし祖母は出迎えるやいなや…

 

祖母「あら、待ってたのよ」 

業者「え?」 

祖母「ちょうど話し相手が欲しいと思っていてね。今お茶を

出すから待っていて頂戴」 

 

この時午後1時頃だったのを覚えています

お茶を出して業者を玄関に立たせたまま足止め。さあここから

祖母のマシンガントークが幕をあけます。相手にあいずちを

打たせるのが精一杯のとにかく隙の無い一方的な会話の押し付けが

続きます。私はTVゲームをしていましたが、次に時間を見た時

には既に午後4時頃…。

 

業者「あの、そろそろ…」 

祖母「あら、お茶が無くなったのね。今すぐ入れ直してくるから」 

業者「は、はあ…」 

祖父が一言「完全に捕まったな…」 

 

そこからさらにトークは続きます。気づけば午後6時前 

祖母「あら、もうこんな時間だわ。晩ごはん作らないと」 

業者「あ、あの…それで水道管ですが…」 

祖母「そういうのは間に合ってるわ。他を当たってちょうだい」 

業者「そ、そうですか…」

 

悪徳業者達はぐったり疲労困憊で祖母の家を跡にしました。

それからその業者はもちろん怪しい人物が訪ねてくることは

1度もありませんでした。実に5時間に渡るマシンガントーク。

さすがの祖父も「(悪徳業者が)可愛そうにな…」

自分もそう思いました。なお5時間ほど話続けた祖母は疲れた

様子が無いどころか久々にたくさん話せて楽しかった。

ととても嬉しそうでした。

 

 

 


独自の人生論を持っていた亡き祖母が残した言葉達(個人的備忘録)

2024-12-12 00:45:59 | 祖父母関連

考え方は人それぞれ違っていいわ。

価値観もね。だからこそ私は相手の

言う事が気に入らないと気に入らないと

ハッキリ言うのよ。

 

私の妹はよく出来た子でね。しっかりして

いてなんでも要領よくやるのよ。そりゃ姉

はこんな風になってしまうわよね(笑) 

 

田舎に良い思い出は無いわ。結婚も親同士が

勝手に決めたものだったし。おじいさんと結婚

した時におじいさんからお前みたいな好きでも

なんでもないやつとわざわざ結婚してやるんだから

感謝しろみたいなこと言われたものよ。それが…

ふふ。結婚して既に何十年経つのかしらね。結婚

なんてそんなものよ

 

備忘録その9


独自の人生論を持っていた亡き祖母が残した言葉達(個人的備忘録)

2024-12-11 00:45:43 | 祖父母関連

※連載している祖母の言葉は父方の祖母です。 

 

あんたのお母さんはしっかりしていてよく出来た人だわ。

私に無いものを持っている。あらゆることに気が配れる人よ。

私なんかなんでも大雑把だからね。あんたのお母さんみたいに

は無理よ。あれだけ他人に気を配るなんて疲れちゃうわ(笑)

 

(父方の祖父、つまり祖母の夫が亡くなった時の葬儀の際に) 

あんたのお母さんが着付けが出来る人で助かったわ。こういう

着物の着付けは私出来なくて…いや昔習ったのかもしれないけど

もう忘れてしまってねえ…ほんと助かったわ。おじいさんを見送る

のだからちゃんとした格好でいかないとね

※母は服飾系の大学出身で着物会社関連でずっとパートをしていました

 

<嫁と姑というのは仲が悪いのが定番ですが、少なくとも祖母から

母への悪口は聞いたことが無いです。母はいつも祖母に怯えて

いましたが。自由に何でも言う人だから仕方ない>

 

備忘録その8


独自の人生論を持っていた亡き祖母が残した言葉達(個人的備忘録)

2024-12-11 00:31:42 | 祖父母関連

みんなが私を宗教の教祖みたいな感じで人生相談を

電話でしてくるのよ。私もまあお人好しだから相談

には乗るけど…どれだけ言っても結局最後に決めるのは

その人自身なのだから、もっと自分の考えを信じれば

良いのにね。人が何を言おうが気にする必要は無いわ。

その人の人生よ。私は長生きした人が偉いとは思わないし

逆に短命な人が悪いとも思わないわ。その人が自分の人生

をどう感じたかが大事よ。そしてそれはその人自身にしか

分からないことよ。子供が亡くなるニュースはみんな可哀想

というけど、私はそうは思わないわ。老人が亡くなるのは

可哀想じゃないのかしらね?人生の良し悪しは人生の長さで

決まるものでは無いわ。

 

備忘録その7