相場の格言に噂で上がり事実で下がるというのが
あります。例えば株だと会社の決算日前に今回の
業績は凄く良いらしいよ。と噂が流れると株価は
うなぎのぼり。ところがいざ決算日になると悪く
はないが噂で流れてたほど良くない。ということ
で別に悪くは無いのに株価が急落。なんてことは
よくあります。でもこういうのって株に限らず
あらゆることに当てはまる人間の心理の本質
みたいなものです。
要するに人間は何かに事前に凄く期待してしまう。
が、蓋を開けてみて期待通りではなかった場合
に凄くガッカリする。それが決して悪いものでは
なかったとしても。つまり事前の期待値が高すぎる
ことが多い。何か過去の経験で思い当たること
ありませんか?誰でも何かあるはずです。
先週、喉の不快感が続いていて、それ以外の症状
は無く熱もなかったのですが、一応耳鼻咽喉科に
行きました。その耳鼻科に行くのは久しぶりだった
のですが、行ってない間にリニューアルして全面
改装してたんですね。なので改装後初めて行きました。
どんな風になってるんだろ?上記した通り人間の心理
として事前の期待は高まります。特に期待したのが
先生が今まで1人だったのが2人になったのです。
先生が2人になれば単純計算で今までの倍の速度で
患者を回せるはず。つまり今まで長かった待ち時間が
少なくて済む。そう思ったのですが…
やはり事実で下がる。でした。改装といっても大した
こと無くてちょっと綺麗になっただけだし、先生が2人
になっても3時間以上も待ちました。全然短くなって
無い。ガッカリでした。回転率が上がってなかった理由
は明確で先生は2人体制になったのですが先生を手伝う
看護師さん、そして会計をする受付の人が増えてなかった
のです。特に会計は20分以上待ちました。まあ感染症が
流行っている今の時期に行ったのが悪いとは思いますが。
というわけで今日は事前に期待するな。とは言いませんが、
期待しすぎると事実でガッカリするよ。という話でした。
でも期待していた以上に良い場合もあるので、難しいと思う
と同時に面白いなと思います。心理学とか大好きなので。