英語を日々勉強していると逆に日本語の
難しさを実感します。日本語が難しいから
日本語を上手く英語に出来ないことが多い
からです。日本語を完璧に使いこなせている
人はたぶん1人もいないでしょう。誰もが
何かしら間違ってると思います。今日はそんな
勘違いして使ってる人が多い表現をいくつか。
1.「あの人って凄く破天荒な人だよね」
破天荒というと豪快で荒々しくて大胆で何するか
分からない人。という意味で使ってませんか?
実際は前代未聞という意味です。凄い偉業を
達成した人、最近だと野球の大谷翔平とかに
使われるべき言葉です。
2.「言ってることが真逆だよ」
「まぎゃく」という読み方が実は間違いで本当は
「まさか」そうなると意味がおかしくなります。
正しい使い方としては「真逆あそこで失敗する
とは思わなかった」とかですね。
3.「声をあらげて怒鳴る」
「あらげて」は間違い。正しくは
「あららげる」です。意味は同じです。
漢字の場合は「荒らげる」が正解。
4.「彼は憮然とした表情になった」
憮然の意味を怒っているとか腹が立っている。
と捉えている人が多いですが間違い。正しくは
落胆する、呆れるという意味です。
5.「うっかり足元をすくわれるところだった」
「足元をすくわれる」は間違いで正しくは
「足をすくわれる」です。意味としては
隙をつかれて失敗させられたりすることです。
6.「このホラー映画、期待したほどぞっとしないね」
「ぞっとしない」は怖くないとか恐ろしくない。
という意味で使われがちですが、実際は面白くない、
感心しないという意味です。ホラー映画が面白く
なかったのなら正しい表現ですが。なお本当に
怖かった場合は「ぞっとした」で正しいので、
ややこしいです。つまり「ぞっとした」の
対義語は「ぞっとしない」では無いという
ことです。
簡単にいくつか挙げましたが日本語はこういうの
を挙げるとキリが無いです。そして我々日本人は
日頃間違って使ってる表現や言葉が凄く多い。
加えて若者言葉を始め世代ごとに使ってる言葉
が違ったりするのでもう訳が分からない状態です。
言葉は生き物であり時代と共に変化するとはいえ
日本語って難しいですね。