仕事と家族と自分の時間を紡ぐブログ

毎日の仕事と凝縮された家族の時間、そして自分の時間を書き綴ります。

父の三回忌

2017-01-23 22:49:17 | 日記


先日、父の三回忌を行いました。
父が亡くなって丸二年。
母も五年前の1月に亡くなったので、
毎年この時期になると、認知症だった両親の介護と看取りの記憶が鮮明に蘇って来ます

父は亡くなる7,8年前に硬膜下血腫から、
認知症も発症し徐々に進んで行きました。

その看病をしていた母も認知症になり、
みるみるうちに父を追い越してしまいました。

仕事がある私にとって、
二人の介護は言葉にできないほど大変で、
当初はケアマネさんの協力のもと、
ヘルパーさんの手を借りてなんとか綱渡りでしのいでいました

その後、母はグループホームに、父は特養を経て居宅型介護施設に入居しました。
(このあたりの経緯はかなり複雑なので、
またの機会に書いてみようと思います。)

父は亡くなる二ヶ月前から腹水が溜まり始め、主治医の紹介で八王子市の病院に入院しました。

毎週末、会いに行っていました
そして、父が一番気にかけていた私のいとこ(父から見て姪)がお見舞いに来てくれた数時間後の明け方に、息を引き取りました。

私は、その時を看取れなかったことは心残りだったけど、約七年やるだけのことはやったかな‥という安らかな気持ちでした‥。

亡くなった日、色々手続きを済ませて、
三鷹の安置所に父を置いたあと、
気がつくと、
私が中学生まで住んだ杉並の町を歩き回っていました。

父は某企業の社員で、仕事一筋、最後は役員まで登りつめました。

仕事人間だった父が、小学生の私を日曜日に良く連れて行ってくれた喫茶店はもうありませんでした
チョコレートパフェが大好きだった私は、
このお出かけが嬉しくて仕方ありませんでした。

私にとって、この町は家族の原点の場所です。
問題を抱えていた家族でしたが、
これも現実、歪んだ形だけど、
あれはあれで、
なんとかバランスが取れていたのかも知れません。

話はそれましたが、父は87年の生涯を、全うしたに違いないと娘としては思いたい気持ちです‥。