たぶん、私と同世代の女性なら、断乳なんて遠い過去の話なんでしょうが。
数日前から断乳をしている。
息子は意外とクールで、まったくもってもう自分からおっぱいを飲もうとしない。
眠くなると一瞬手が私のシャツを捲り上げそうな気配になるけど、
一瞬で止まる。
彼はもう卒業オッケーのようである。
しかし・・・
実は断乳決行した翌日の夜中、罪深いことをしてしまった
真夜中におっぱいが張って、痛くてどうにもならなかった時、
寝ていた息子を抱き上げて、授乳してしまった。
息子は寝たままいつものように飲んだ。よーく、飲んだ。
寝ていて意識がないから、夢を見たと思ってくれーと勝手な事を思いつつ、
授乳してしまったのだ。
搾乳してもよかった。搾乳すべきだったんだと思う。
でも、もう一度、おっぱいをあげたかった。これが最後になるかも、私の人生で・・・。
卒業できてないのは私の方だった。
その後、またスヤスヤと寝ていた息子が、いつものように夜泣きをして起きたとき、
おっぱいに逆戻りかな・・・仕方ない、私のせいだと思ったけど、
息子はおっぱいを欲しがらなかった。
ホッとしたような、寂しいような。
なんて勝手な母親である事か。
息子は2歳なりに、文字通り乳離れをしようとがんばっているのに・・・
娘のときは3歳まで授乳していたので、知恵がついてしまい、断乳も梃子摺ったなあ。
今回はまさかこんなにすんなりといく(いきそう)とは。
わたしのおっぱいも、かなり張りはましになってきていて、
ああ、おっぱいがもうつくられなくなってきているんだ、と痛感する。
切ないなあ。
子どもが大きくなるにつれてこんなこと私自身も忘れていくんだろうけど、
やっぱり切ない。
子どもって、かわいくて、子育てって切ない思いをいっぱいする。
がんばれ、こどもたち。