ある晴れた日。。。

平凡なわたしの平凡な日々を綴ります

ジュエリーを買う女

2018-11-28 07:58:02 | ファッション

ジュエリーが大好きです。

ダイヤモンドが大好き。

若い頃は、GIAで勉強して 鑑定士になりたいと
思っていました。

虹色に輝くあのキラキラ。

女でダイヤに興味のない人が信じられない。

(でも、宝飾品に興味ない人、実際沢山いますね。

と言うか、私の周りでに ジュエリー大好きなんて

人、ほとんどいないかも・・・)

私のダイヤモンドデビューは結構早かったように
思います。

地味な母も当時は宝飾品好きだったようで、

まだ二十歳そこそこの私に、身分不相応な

指輪やネックレスを買ってくれました。

私がデザインを決めて、オーダーしたものも

数点あり、今でも大切な思い出です。

母に買ってもらったジュエリーは、お守りのような

そんな気持ちで身につけています。

それらを身に付ける時、一瞬でも母が心によぎります。

多分、私を守ってくれている。



長いこと、ジュエリーを自分で買うことに抵抗が

ありました。

大切な誰かから贈られるもの。それを大事に大事に使い、

大切な誰かに引き継ぐ。

そういう理想がありました。

でも、残念ながら夫となった人は、私のジュエリー好きを理解しつつも

記念日毎にキラキラ✨なプレゼントを贈ってくれるようなタイプでもなく・・・・・

結婚後私のコレクションが増えることはあまりなく。

それでも、若い時から持っている、今でも十分に

素敵なジュエリーがありましたから

特にもっと欲しいとも思わなくなっていました。

興味の対象は移り変わるもので、

時にバッグ、時に靴、と物欲は姿を変えて

私の中に居たことに変わりはないのですが。



しかしここ数年、またムクムクと

宝飾品への欲が頭をもたげてきました。

夫はダイヤモンドをただのガラスと言うし、

すっかり年老いた、しかも外国にいる母にねだるような歳の娘では既にない私は

欲しいものは自分でゲット!するしかありません。

友人はティファニーの優良顧客で、

記念日毎に担当からご主人様に

「奥様はコレとコレにご興味がおありです」との

連絡が入るそうな。

そして夫婦連れ立って入店した際には

個室に通され、恭しくケーキとコーヒーが

運ばれる、、、、

ああ〜良いなあ!とは思うものの、私はダイヤモンドに関しては

ブランドには一切興味ナシ。

勿論グレードには興味大アリですが、それが

ティファニーだろうがカルティエだろうが関係ない。

あるのはその石とのインスピレーションです。

一期一会じゃないけど、石は世界に一つ。

輝き方も一つひとつ違う。

縁あって自分のところに来た石はもう、

愛しくて愛しくて。



最近では、私もジュエリーを自分で買うように

なりました。

それは、ほんのちょっと悲しい。

もう誰からも贈られることのないジュエリー。

数年前に自分で買ったダイヤのネックレス、失くしちゃったんです。

ジュエリーを失くすなんて絶対にないこの私が。

身に付けてたらいつの間にか取れてなくなってた。

家に帰って来たら無かった、、、、。

あー、自分で買うもんじゃないのかなぁって

その時思った。

ま、でもその後もいくつも自分で買ってますけれど。

もう二度と失くさないように気を付けて。

いい歳をしたオバさんの私が自分で買うジュエリーも、

いずれは娘に贈りたいと思います。

その時、ほんのちょっとのもの悲しさは消えて、

娘を護ってくれる御守りになりますように。

そして娘がそれらを身に付ける時、私を少しだけ

想ってくれたら。




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