首相「介護離職ゼロ目指す」

安倍晋三首相は総裁再選が正式に決まった２４日の記者会見で、「介護離職ゼロを目指し、介護施設の整備、介護人材の育成を進め、仕事と介護が両立できる社会福祉を本格的に進めたい」と述べた。

おお、やっと政府も介護の現場改善に着手するかと思いきや、施設の数を増やして家族が介護の為に離職しない為の政策ということらしい。へっ！？　これだけ介護の現場での人手不足が叫ばれているのに、ハコを増やしても中身は空っぽじゃないか(-_-)　しかし、介護離職ゼロを目指すというのは実はある意味ですごい大転換と評価できるかも。今までの流れは「自宅で家族が介護しろ」だったから

それにしても安倍さんには施設より介護職の人材が足りないという現実が見えていないのだろうか、まずは介護職の待遇改善でしょ。施設を作っても職員がいなければ、前に進まない。一体どうしようと言うのだろう。

といっても、介護職員の待遇改善もすぐには難しそうだ。介護保険料と介護報酬をあげるしかないのだろうが、それには莫大な税金と長い時間が必要だ。１０年後には３０万人の介護職員が不足すると言われているのに、これからどうなっていくのだろう。その頃の私は介護対象者かも知れない。そうならないように、今から鍛えておくしかないようだ。