新刊の森

人文分野を中心に、できるだけその日に刊行された面白そうな新刊を、毎日三冊ずつ紹介します。役立ちそうなレシピにも注目。

うれしい文庫版の増補版「仮面の道」

2018年12月12日 | 新刊書
仮面の道 (ちくま学芸文庫)
クロード・レヴィ=ストロース (著), 山口 昌男 (翻訳)


新潮社から1977年に出た「仮面の道」に改訂と修正を加えて、「第2部」の訳しおろしを追加したという新版。レヴィ=ストロースの仮面論が新たな版で、増補版として読めるのはうれしい。おまけに文庫版で買いやすくなったのもうれしい。



文庫: 400ページ
出版社: 筑摩書房 (2018/12/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4480096477
ISBN-13: 978-4480096470
発売日: 2018/12/11

内容紹介
北太平洋西岸の原住民が伝承する仮面。そこに反映された神話世界を、構造人類学のラディカルな理論で切りひらいて見せる。増補版を元にした新版。

著者について
1908-2009年。フランス人類学を代表する学者。〈構造主義〉を提唱し、親族関係の研究あるいは神話研究を通じて、人類学にとどまらず、人間科学の領域全体に20世紀最大ともいえる成果を残した。主著は『悲しき熱帯』『構造人類学』『野生の思考』『神話論理』など。 (C)AFP=時事


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