3月は、卒業の季節、その先は進級、進学だったり、入学、就職。
桜の花が咲く春、希望に満ちた春、子供が不登校になって、1番好きな春が、1番苦手になりました。
長男は4月からどうするのか、長男は迷っていました。私は、レールに戻って欲しいと願っていましたが、口には出しませんでした。リスタートは、また1学年からです。同級生は2年になっています。
なかなか本人は決められずにいました。一度、担任に休学の延長を申し出ました。もう少し時間が必要と私も同意しました。
しかし、その翌日、息子はやっぱり復学すると言い出し、担任に連絡し1学年からやり直すことになりました。
今思えば、長男は私の気持ちを察していたのかもしれません。
通学は長くは続かず、5月の連休明けからまた、学校へは行かれなくなりました。
そして、その年他の高校の自己推薦を受けます。結果は不合格。
在籍していた高校も、3月に退学しました。
精神科の受診はしていましたが、カウンセラーさんから聞いた、思春期外来のある病院へ、転院していました。
先生は、ひょーひょーとした感じで、服薬は無かったか、かなり少なかったように記憶しています。
もう、10年以上前のことで思い出すのも大変です。
4月からどうしよう、私はこの頃、どん底には、底がない事を知ります。もっと深く、深くなっていく、不安を抱えた日々が続きました。