中東のイスラエルーパレスチナ戦争が激しくて、ウクライナが忘れ去られようとしています。
と思っていたら、このような記事が…。真偽のほどはわかりません。
欧米、ウクライナに停戦促す動き 米NBC報道https://t.co/PRLRAkxj65
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 4, 2023
ウクライナがロシアに一定の譲歩をする見返りに、北大西洋条約機構がウクライナの安全を保証し、ロシアの再侵略を防ぐ案が浮上しているという。
なんか、1938年のミュンヘン会議を彷彿とさせます。チェコスロバキアのズデーテン地方の割譲を、大国が勝手に決めました。最悪の決断をしたと批判されているあの会議です。
ドイツのヒトラーが、チェコスロバキアのズデーテン地方にいるドイツ人保護のため土地をよこせと宣戦布告したのですが、イギリスのチェンバレン、フランスのダラディエ、果てはイタリアのムッソリーニまで出てきて、ズデーテン地方をドイツに割譲する代わりにこれ以上の侵略戦争はしないとヒトラーに誓約書を書かせました。この時、当事者のチェコスロバキア代表は召集されませんでした。チェンバレンが「これで世界の平和は守られた」とヒトラーの誓約書をちらつかせている写真はあまりにも有名です。
もちろん、第一次大戦でイギリスもフランスも含めヨーロッパ全体が疲弊しており、これで平和が維持できるんならチェコスロバキアには泣いてもらおう、と思った気持ちもわかります。でもこの後、ヒトラーは誓約書なんてすぐ破棄して、ポーランド侵攻し第二次世界大戦がはじまったのはあまりにも有名な話です。
今回はそうならないといいのですが…。歴史は繰り返されるといいますし、不安です。