先週末ついに日経平均株価が最高値を更新しました。
「海外はこの30年で株価は何倍にもなったのに、日本は全然上がってない」
と言われますが、日本はバブル経済のころ、本当にバブル(泡)だったので、弾けただけです。分不相応な株価だったので、そのころと比べてもなんだかな…といつも思ってしまいます。
バブル経済が崩壊した時期、PER(株価収益率:株価が1株当たりの純利益の何倍になっているかを示す)は60倍越え…。株の本など見ると、およその適正値は「15倍」と言われていますから、60倍は分不相応な値です。ちなみに今は16倍ぐらいだそうです。
東証の時価総額は2024年1月で931兆円、バブル期最高値を付けた1989年12月は611兆円です。今とは実力が違うんですよ<( ̄^ ̄)>
しかし心配なのは、今の株価上昇に焦って一発逆転を狙った投機的投資が増えるのではないかということ。また、詐欺師にかもられて多くの損失を出してしまう株初心者が増えるのではないかということ。
初心者は「コツコツ」「長期」の投資を行ったり、優待を楽しんだりするのがいいと多くの投資家が勧めているのですが…やはり「このビッグウェーブに乗り遅れるな」という煽り文句とともに、損しがちな投機的投資をする人が増えそうです。明日からの株価の動きが気になります。