資産形成を教えるのはいいのですが、なんだか日本全体が少し間違った方向へ行きそうで恐ろしいです。
今の金融教室は「コツコツ、長期投資」を教えていると思います。でもその前に、教えないといけないことがあります。
①お金に困ったときに頼れる方法
→各種補助金、助成金。例えば障害を負った時には障碍者年金が出ますが、これは年金を納めていないと受け取れません。年をとった時受け取れる年金がなくなるから今払わない、という若者もいると思いますが、これは障害を受けた時の保険と思って払うべきです。民間の保険よりも圧倒的に割合がいいからです。
②詐欺の手口
→ワンルーム投資詐欺、暗号資産投資詐欺…いろいろな詐欺の手口があります。投資をするには必ず、投資の許可を得ている企業からする、など詐欺から身を守る基本的な方法を最初に勉強した方が良いでしょう。
今のままだと金融教育は、お金を増やすことが最大の目的になってしまっています。お金を増やすにはどうすればいいかだけが強調されると、詐欺の被害者が増えそうですし、お金に困ったとき自分を守る手段を知らないまま貧困に突入する人が増えそうです。