もう9月も終わりです。
アメリカは学校の新しい年度が始まる時期で、
長い夏休みの後、ようやく生活のリズムが整ってきたと思ったら
月の数字が一桁から二桁へ。年の終わりが近づいているのをジワジワ感じます。
アメリカのMLBも、日本のNPBも、もうすぐレギュラーシーズンの日程が終了です。
MLBは、今シーズンも大谷選手が投打に一流といって良い成績を収めつつあります。
投げては15勝、打っては34ホームラン。史上初投打規定到達まで後1イニングです。
これをプロ最高レベルのリーグで記録しているなんて
本当にどこか違う星から来た人みたいだといつも思います。
(参考:スポーツナビ 大谷翔平
https://baseball.yahoo.co.jp/mlb/player/2100825/top)
と、日本人の私はつい大谷選手の活躍ばかりに目が行きますが、MLBニュースを見ていると、
9月30日現在、ヤンキースのジャッジ選手が現在ア・リーグのホームランと打点でトップ。
チームではナ・リーグのドジャースが現在108勝と、すごい数字が並んでいます。
毎年のことながら、MLB、上位チームと下位チームの差が激しいです。
日本のプロ野球は、応援している北海道日本ハムファイターズはホームでの全試合が終了。
残すはビジターの対ライオンズ戦1試合となりました。
札幌ドーム最終戦は残念ながら3ー11でマリーンズが勝ち、有終の美を飾ることはできませんでした。
試合の後にはセレモニーが行われ、来シーズンも新庄さんが指揮を執ることが発表されました。
ただし、監督の登録名はBIGBOSSから新庄剛志へと変わります。
【超速報】BIGBOSS 重大発表!!!!!
https://www.youtube.com/watch?v=w8Ygf0xFQvI
パ・リーグTVさんの公式動画に新庄監督のスピーチが上がっていました。
BGMのエリック・クラプトンが私の世代にはグッときます。ちょっとウルウルしてしまいました。
確かに今シーズンのファイターズは勝てませんでした。
というか、シーズン始まる前から勝敗に関しては厳しいことはわかっていた、と言えましょう。
シーズン前、評論家の中には100敗するんじゃない?とおっしゃった方も。
そんな状況で、支配下選手はみんな一度は一軍で使う、という公約を守って全ての選手に目配りし、
あらゆる戦術を試し、若手が多い選手たちのモチベーションを高めながら1シーズン戦いぬく。
それが出来たことは、よかったんではないかなと個人的には思います。
例えば清宮選手。報道で見る限り、新庄さんがまず清宮選手に言ったのは
フォームとか成績とか、清宮選手がこれまで野球でやってきたことに対しての否定ではなく
「ちょっと痩せない?痩せた方がかっこいいよ?」
という言葉だったと思います。清宮選手も素直に痩せてましたね。
結果、今シーズンの清宮選手はキャリアハイの成績、オールスターゲームでも大活躍でした。
何よりベンチでの表情がいつも明るく元気、そしてキリッとしてきたように思いました。
新庄さんは采配もあれこれと試していましたけれど、清宮選手に限らず、
どの選手にも、起用や采配の意図を伝えると同時にモチベーションを高める言葉をかけて
コミュニケーションをしっかりとっていたと思います。
そして批判がなるべく選手に向かないような配慮も。
時々見られた「トライアウトを1軍の試合でするとは何事か」というご意見もわかります。
しかし、1軍で活躍するには、1軍の実戦の投打をある程度経験して分かることもあると思うんですね。
かつ、ベテランやレギュラー級の選手が少ない中で最後まで戦うには、そうせざるを得なかった。
実際、私が観戦した試合も最初「えっ」と思いましたが、ちゃんと投打が噛み合って
選手が持てる力を出し切れば、勝機はあるのでした(根本投手、来シーズンも期待大です)。
応援しています吉田輝星投手は良い時も悪い時もありましたけれど、ずっと1軍で51試合に登板。
この経験は来シーズン、良い方向へ絶対生かして欲しいです。
もちろん、勝敗のかかったリーグ戦ですから、負けるより勝つ方がいいに決まってます。
来シーズンは新球場。開幕投手も故障などがない限り左腕の加藤投手に決定。
加藤投手も、今シーズンは途中離脱もありましたが飛躍の年になりましたね。
今から楽しみです!!
素人のおばさんが長々とすみません。
虎のプリンス時代からの新庄さんのことを色々思い出し、感慨にふけっておりました。