今日はアメリカのVeterans Day、祝日です。「退役軍人の日」ですね。
日本語でベテランというと「熟達者」の意味合いが強いですが、アメリカでは「退役軍人」の意味で使われることが多いです。
と、英語が得意でもないのに書いてしまいましたが、私もそれがリアルにわかったのはNYCに住み始めてからです。
日本語のベテランはむしろ英語では「expert」の意味が近いそうです。
今までは自分は日本生まれの日本人という意識が強く、アメリカの祝祭日の中でも、このVeterans Dayは無関心に近かったです。
しかし子どもはアメリカ生まれなので、知らんぷりなのもなんだかな、と思い今年は親子でパレードを見に行ってきました。
NYC Parade, Other Tri-State Area Events Mark Veterans Day
マンハッタンの目抜き通りである五番街を26丁目から52丁目まで通行止めにし、約4時間行われる全米最大のパレードです。
今年は第二次世界大戦から70年、湾岸戦争から25年という節目の年でもあります。
パレードは写真のように、正装の軍の関係者だけでなく、高校のマーチングバンドとかボランティアグループとか
様々な団体が参加していました。
42丁目のニューヨーク市立図書館前にステージが設けられており、パレードしている人たちがそこを通るときには、
「Thank you for your service!」と壇上から敬礼で声をかけられていました。
アメリカといえばまず国の独立を戦争によって勝ち取ったという歴史的経緯があり(異論はあるでしょうか)、
軍役につき、国の為、公的使命の為に命がけで戦う勇敢な男女は国の英雄として賞賛されるべき存在である、
というのが大方の見解だと思います(これもいろいろと論議されてはいますが)。
NYCでは、退役軍人に更に手厚いサポートを市が行っていく、市独自の退役軍人部の創設が市議会で承認されました。
Veterans rally 'round the new Department of Veterans' Services
任務を終えてから民間人として生活していくのはなかなか大変なようです。心身に大きなダメージを負っている人も大勢います。
もちろん実際の戦闘が無いのが一番ですが、
アメリカは世界最強の軍を持つことで、国の安全が保たれているという面は否定できません。
世界中で全く同一の価値基準、経済水準etc...という国は二つと無いだけに、簡単には判断できない事柄ですね。
なので、パレードを見ている間、私も「Thank you for your service!」と心の中で思いました。
今日は退役軍人そして現役の軍所属のみなさんにレストランが食事を提供するサービスや小売店で割引セールなどもあったようです。
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