記事中にあるように、ニューヨークの殺人事件の数は減少傾向が続いていて、安全に歩ける場所も
ずいぶん増えたように思います。
ただ、今の時期は観光客が多くなることもあり、ターミナル駅や観光名所では、警察官の姿がやたら目につきます。
タイムズスクエアもそのひとつで、2010年にテロ未遂事件があり、
おそらく重点警戒区域に指定されているのでは、と思うのですが、そこここに警察官がうじゃうじゃ立っています。
そんなタイムズスクエアでの、ちょっといいニュースを読みましたので、もうご存知かも知れませんがご紹介します。
Photo of NYPD officer giving boots to barefoot man warms hearts online
ニューヨーク市警の、テロ警戒に当たっていた警察官が、寒い11月14日の夜、タイムズスクエアで
裸足のホームレスの男性に遭遇しました。
警官は男性に話しかけた後、しばらくその場を離れ、戻って来た警官の手には、その男性のために真新しいブーツが。
サイズも、ちゃんと男性の足に合わせたものです。
その一連の出来事を、たまたま目撃していた、アリゾナから観光に来た女性が写真に撮っていたのでした。
犯罪件数は減ったとはいえ、4、5年前に比べると、ホームレスの人や地下鉄の構内や車内で物乞いする人は
確実に増えたように思います。
地下鉄の車内では「車内でお願いされても、金銭を渡さないで下さい」というアナウンスが流れるほどです。
テロ警戒中の警察と市民との関係も、特定の人種に偏った職務質問があるとの声など、必ずしも良いとは言えません。
そんな中で、「裸足じゃ寒かろう」と、すぐ行動に移すことは、なかなか出来ないと思います。
しかも写真の警察官は、ひざをついてホームレスの男性の目の高さで話しかけながら、ブーツを渡しているんですね。
私は正直、ニューヨーク市警の警察官には格別いい印象はなかったのですが、中には心優しい人もいるのだなあ、
と暖かい気持ちになりました。
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