今日のNYCは爽やかな秋晴れの空が広がりました。
23年前の9月11日も、爽やかな明るい朝だったことを覚えています。
NYCにとって、忘れてはならない特別な日です。
今年も、グラウンド・ゼロで911の追悼式典が開催されました。
事件のご遺族により、犠牲になられた方々のお名前が読み上げられます。
事件のことは直接知らない、10代の若者もいます。
「23年経っても、昨日のことのようにあなたの笑顔が忘れらない」
とおっしゃる遺族の方にとっては、決して「過去」にはならないのだと思いました。
TV、ネットでのライブ中継を見ていますと、
テロップで、読み上げられたお名前の横に年齢が出ます。
働き盛りの30代、40代の方が多かったことがわかります。
全ての方のお名前を読み上げるのに約4時間ほどです。
あの日、いつものように出勤して、まさかこんなことになるとは、
緊急事態に駆けつけた多くの警察や消防、軍の方々も、
現場は想像を絶する事態になっていたことでしょう。
大混乱の中で最善を尽くそうとされた方々には本当に頭が下がります。
また、膨大な瓦礫の片付けに従事された方々の中には
深刻な健康被害に苦しんでいらっしゃる方もいます。
グラウンド・ゼロも、すっかり綺麗に整地、復興、再開発されて
当時の破壊の痕跡は現地を見る限り、ほとんど分かりません。
しかし、メモリアル施設だけでなく、周辺の建物などをよく見ると、
犠牲になられた方のお名前のプレートやオブジェが設置されていたりします。
こんなことは二度とあってはならないと改めて強く思います。
何気ない毎日が穏やかに続いていく、それがベースであって欲しいです。