そして毎年、ノーベル賞発表の季節でもありますね。
今年はノーベル医学生理学賞に大村智北里大特別栄誉教授、
ノーベル物理学賞に東京大宇宙線研究所長の梶田隆章氏、
二名の日本人の研究者が受賞されました。素晴らしい快挙、おめでとうございます!
アメリカにいると、潤沢な資金と最新の設備が整った研究ラボが「これでもか」というほど
紹介されていたりします。日本の研究環境はそれに比べるとまだまだというかんじですのに、
次々と世界的に貢献される成果を上げていらっしゃるのには本当に頭が下がります。
受賞の報がもたらされた際に、大村先生が大変深みのある言葉を述べていらっしゃいました。
科学のセンスのかけらもない私ですが、この短いお話でも、「科学は面白い!」と
一般人の興味をひきつけるものがありますね。
微生物と日本人は長年うまくつきあってきた、と、身近な発酵食品を例に出して下さり
とてもわかりやすいです。
ノーベル賞:微生物の仕事をいただいた…大村さん一問一答
リンク先に動画もあります。
また、何度もおっしゃっていたのが「たくさんのグループで、みんなで共同研究をやっている成果」ということですね。
日本人らしいというか、協力して知恵と工夫を出し合い、その結果として、多く失敗があっても成功に結びつくと。
全部のラボがそうだとは思いませんが、アメリカでは
「その人の名前でどれだけ資金をひっぱってこれるか」
ということも結構重要なようで、長期間に渡るチームワークというのは、日本ほど重視しないようです。
定時制高校で教えていらした時のエピソードなど、小さなことも、大きなことも、
周りのかたの言葉や行動をよく心にとめ、ご自分の糧にしていらっしゃると感動しました。
私自身反省材料となることがたくさんありました。
自分の子どもに対しても、失敗を認め、粘り強く気長に見守ることがもっと必要だと
しみじみ思います。
特に母親は、子どもが失敗すること=自分の子育ての失敗みたいに受け止めがちになります。
親に失敗を許されない子どもは、自分の友人に対しても失敗が許せない子になってしまうかもしれません。
忍耐と寛容と感謝の気持ちをもっと持とうと思いました
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