双子の孫に会いに行ってきました。
と言っても、私とは直接的に血のつながりがあるわけではなく、私が勝手に『孫』と位置づけているだけなのですが。 (*^_^*)
双子ちゃんのお父さんは、二十歳の時に来日、我が家でホームスティをしながら大学に通っていた元留学生のアメリカ人です。
来日当初は、いかにもAmerican boy という感じが強く、「果して日本の生活になじめるのだろうか」と心配をしたものですが、それは私の杞憂に過ぎませんでした。
何事にも臆することなくトライして、あっという間に日本の社会に溶けこんだ彼は、生涯、日本で暮らしたいと言うようになりました。
(それだけ、日本が好きになったと言うことでしょう)
そして、その言葉通り、大学卒業後は日本の企業に就職を決め、日本人女性と結婚をして、都内に新居を構えました。
念願の子宝(しかも双子ちゃん)にも恵まれ、現在は育休中。
同じく育休中の奥さんと二人で双子ちゃんの世話をしています。
予定日より早い出産で、しかも双子だったため『超未熟児』として産まれた赤ん坊も、いまでは標準を超えるほどに成長しています。
八月には満一歳のお誕生日を迎えますが、その頃にはあんよも上手になっていることでしょう。
掌に乗るほど小さくて、体中に管をつけられて保育器の中にいた、あの赤ん坊がここまで来たのかと思うと、自称『日本のグランマ』の私も胸が熱くなるようでした。
それにしても、時代が変わったな・・・と、つくづく思います。
医学の進歩はもちろんですが、育児に対する周囲の意識も大きく変わりました。
私の若い頃は、男性は仕事優先で、家事・育児は女性が一手に担っていましたが、現代では男性も育児休暇を取り、積極的に家事や育児に携わっています。
国の子育て支援も充実しつつあるように思いますし、私世代から見たら羨ましい限りです。
でも、きっと、現代は現代で、私達の頃とは違う苦労も多い事でしょう。
ましてや双子ちゃんのお父さんはアメリカ人。
たとえ彼が、どんなに日本という国が好きになったとしても、異国での子育ては大変なはずです。
それが分かっていても、自称『日本のグランマ』の私に出来ることは何もありません。
ただただ、子供達が健やかに育ってくれることを祈るだけです。