買い物に行ったとき、信号機の無い横断歩道で、若いお父さんと幼い坊やの二人連れに会いました。
お父さんは、まだ、20代、そして、坊やは、2~3歳くらいでしょうか・・・?
「いい・・? 右と左をよおく確かめて、そして、手をまっすぐあげて渡るんだよ。 走っちゃいけないよ。 転ぶと危ないからね。 わかった・・?」
坊やは、お父さんの言葉にコックリとうなずくと、左右をしっかりと確認して、指の先までピンと伸ばした右手を高々と上げて、横断歩道を渡りました。
決して、走ること無く。
先に横断歩道を渡り終え、坊やの様子を見ていたお父さんは、自分のそばに来た坊やを抱きしめながら言いました。
「上手に出来たねぇ。 偉かったねぇ。」・・・と。
そのときの、坊やの誇らしそうな顔が、私の目に焼き付いています。
昨今、幼児虐待など嫌なニュースも後を絶ちませんが、今日の親子連れ、特に若いお父さんは、とても、素敵でした。
私なども、この若いお父さんに、学ぶ事がたくさんありそうです。