キミの笑顔が見たいから

ジャニーズファンの日記です。

破門フェデリコ〜くたばれ!十字軍〜 2024/9/14 13:00,18:00

2024-09-21 21:54:51 | ジャニ
ピロピロホールに行ってきました(笑)
お昼公演はFCで当選したので、前の方だけどちょっとサイド。と思い込んでいたけど、結構サイドでした。
でも客席を走り抜けたり、舞台から颯爽と飛び降りて走り去るハインリヒ様は十分近くで堪能できました。

さて、感想はというと、こんな素敵な舞台に連れてきてくれてありがとう!です。
お話もすごいし、役者さんたちの熱量もすごくて、本当に自分が中世ヨーロッパにいるような感覚で観てました。途中、東の方の国を聞きながら、「なんか知ってるなあ」と思ったのはその東の方の国の人だという認識が抜けてたからなんだなって思ったので。

演劇的な手法も多くて、と思った途端プロジェクションマッピング的な映像があったけど、基本は人と舞台装置で作り上げていたと思います。
オープニングでフェデリコが布に巻かれているのに、手を放すとするするーっとほどけるのなんて本当にすごかったもん。幕が開く前に準備してたんだなあ。

真面目な役だから笑ってはいけない上田くん。
でも教皇が仕掛けた罠(?)にめっちゃ笑って、顔は舞台奥の方見てるから隠してるんだけど最後は肩揺らして笑ってました。ここはいいと思うw

1幕の最後らへん、セリフ間違えたと思う箇所がありました。というか途中まで言ってシーンとしてしまったので、飛んだのかなと思ったけどちゃんと続きを言えたと思います。初見だから分からないけど同じセリフを言い直してはなかった。うん。
父上に反乱を起こして十字軍を立ち上げたときの刀挙げたりする動きが生き生きして見えました。勝手にそう見えただけだろうけど、似合うんだよね。

マント捌きはさすが素晴らしかったです。最初からずーっとばさーっとしては反動で体に絡まるのを防ぐためにさらーっと捌くのもセットで美しかった〜!!
ハインリヒ様が通った後だけじゃないけど、ヒノキの香りみたいなのがした気がしたんだけど気のせいかな?上田くんのいい香りってどんなんだったんだろう?

でもね、KAT-TUNの上田くんを観に行ったんだけどそうじゃなくて、終始役者として見てました。演じてるから当たり前と言えばそうなんだけど、そこにいるのはドイツ国王ハインリヒ様でした。
ただカテコのハケる時は肩で風切って歩いていたのでそこはKAT-TUNで(笑)、それ以外は常に父親に届かずにもどかしいハインリヒ様でした。
予定は2時間40分だったけど、終わると15:55でした。上田くんの時に拍手がバカでかくなり、蔵様の時もデカくて、3回出てきてくれました。


そして夜公演。こちらは一般で取ったもので1番後ろでした。
それでも通路を颯爽と駆け抜け、舞台に駆け上がるハインリヒ様のカッコよさは十分に伝わってきました。前のめりで見る人もいたし(むっ)

イザベルへの想いが父親にバレバレで、「12歳の時だった。12病」を厨二病みたいに言われてるの可愛かったw

教会のありがたさを滔滔と語る教皇に合わせて「起きる、耕す、休む」を体現する様子がただでさえ面白いのに、「耕す」の次に「遊ぶ」が追加されてて余計に変な動きになってハインリヒ様は堪えきれずに笑ってた。

十字軍宣誓の前、イザベラを抱き寄せキスしようとして拒絶されたハインリヒ様。切ない。
フェデリコは遠征でお湯を運ばせて「フェデリコの湯」とか「お肌ツルツル」とかふざけてるけど、それでも血を流さずにカーミルと和平を結ぶから皇帝としてすごい人なんだよね。でも言葉巧みな人だから、それを息子は理解できないし、なぜ息子が理解できないかも分からないんだよね。

その分余計に「希望、野望、夢、闇」と簡単な言葉で訴え続ける息子の気持ちがど直球に伝わったんだろうなって思いました。もちろん、その間に文章も挟んでいたけど、基本はこの4つの言葉だったよね。
ハインリヒ様の必死の想いがラップに乗って、もうね、泣くー😭どうにも止まらない。教皇を本当に討伐したらどれだけ大変なことになるかは分かるから、なんとかフェデリコを思いとどまらせてー、フェデリコもお願いだから行かないでって一緒になって願ってしまう。 

なんとかフェデリコを止められて、イザベルと抱擁したら、周りにいた子供達が自分で目隠ししてるのが可愛かった。そういうのは分かるんだね。
ただ、なんか「しばしの別れ」って言い方がイザベルと同じように引っかかるなと思ったら1人になった時に毒殺されるハインリヒ様。
こんな時代の注射ってどう考えても痛いって。しかも毒って・・・。

それでもフェデリコになんとか3つのお願いをするハインリヒ様。
教会側に殺されたのではなく自害にしてほしい。「さっきまで希望と言ってたのに何を絶望してるんだ」って言われるけど同じ「望」という文字が入ってるのに意味が全然違うね・・・。
「(自分を毒殺した相手を)殺すと、せっかく今さっき止めたのに、復讐の繰り返しになるからやめてください」それはそうなんだけど・・・。
最後が「長生きしてください」でもうダメ😭 父親のこと大好きだったんだよね。

死後の世界で懺悔させられるフェデリコ。ひと足さきに行っていたハインリヒ様が「後の時代に父のような天才がいればどれだけの戦さを止められたか」みたいなことを言うんだけど、「私は天才ではない。誰かができたことは別の誰かができる」ってフェデリコは言うの。キリストの奇跡を奇跡で済ませないってセリフも途中であったけど、最後にこれを聞いた時ハッとしました。その人にしか出来ないこともあるけど、他の誰かにもできることもあるんだよね。諦めちゃいけないんだよね。
それと人と動物についてフェデリコのセリフに「平和はヒトの宝だ、平和はヒトの芸術だ」って言うのがあって、それもすごいなって反芻すればするほど心に染みてます。
回想シーン、真顔で「14歳」って言う蔵様も楽しかったけど、セリフを投げかけてくる力もさすがすっごいなって思いました。
でも現実問題、どうしてか平和は難しい。。。

カテコ、ソデ手前で2人だけ立ち止まり、蔵様とニコッとしてから礼してハケる上田くん。あぁ可愛い。毎回必ず2人で目を合わせて話してる時もあったり、ニコってしてるのが良かった。2幕はほぼ囚人だから灰色の衣装だったけど、死後とカテコは1幕と同じキリッとした衣装に戻っていたし、本来の親子の姿を見られたかな。

終わって時計を見ると20:57でした。

結構前に十字軍の予習はしたけど、ほぼ知識のない状態で観劇しました。
でも予備知識がなくても楽しめるお話で、役者さんの熱量で全てが伝わってきました。マント捌きはそうとして、2幕のラップも上田くんだからと当て書きなんだそうで、自然な流れで当てはめてくれたのが良かったです。

あとピロティホールの係の方はいつもながらテキパキされてました。お客さんが不慣れな人が多かった印象かな。そして昼公演の休憩時間はファストパス(と、近くの人が呼んでたw)で初めて1階に連れて行かれました。へー、こうなってるんだあってキョロキョロしました。

うーぬいちゃんをカバンにつけたり、写真撮影の時だけ取り出したり、青系の服や鞄を持っていたり、お仲間がいっぱいいたのもなんかホッとする空間で嬉しかったです。
あとは昼夜間にご飯食べるお店がもっとあればいいんだけどな。

素敵な舞台に連れてきてくれて、本当にありがとう。
ラップのとこで子供の頃の記憶と重ねて「うさぎ、うさぎと侮る勿れ」が満月の日にしっかりハインリヒ様の声で再生されました。
おやすみ、ハイン。

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