Times of India

インドではメジャーな新聞”Times of India"にパフォーマンスの記事が掲載されました。

日本人である私と，日印のハーフであるフィアナちゃんとナイシャちゃん姉妹。

３人のトリオで日本人歌手による歌にあわせて踊ったので，
その記事のタイトルは「空手からカタックへ！」

会場はグジャラート州で大々的に開催された「グジャラート・グローバル・サミット２０１１」。

グジャラート州長は皆に尊敬されるなんだかすごい統率力のあるリーダーって感じでした。
（ちょっとしゃべり方は北朝鮮のTVみたいで）スピーチはまるで一国の王様みたい。
日本の首相やあらゆるリーダーとはちょっと違う感じ。
やっぱり大国で人をまとめているのって、日本とは分けも桁も違うと感じました。

場所はガンディーナガル市。
新しくできたばかりというマハトマ・ガンディー・マンディールという巨大なホール。

入口にはバルーンがいっぱいプカプカ浮いていて
テンションＵＰ☆

会場入口にはグジャラートの民族音楽を奏でる楽団が迎えており
会場には既に数百人？！のお客様が体育館の様な展示場みたいな空間に座って待っています。

私の大好きなアッサムの山の中の女性の踊りが披露されたり、歓迎ムードが盛り上がっています。

慌てて衣装に着替えて、メイクをして。正味１５分。
信じられますか？
カタックの準備に１５分って・・・最短時間。
通常はあれです、１時間は余裕でかかるものです。

コテオグラファーのヴァイシャリ先生も隣でその様子を見てつい笑ってしまっていました。

いつもは日本人である事よりも、インド舞踊家であろう。とする舞台。
今回は「日本人によるカタック」というご紹介を受けての話で、なんだか違うモチベーション。
メイクもドレスもちょっと和のテイストを残した仕上がり。

ザッザッザッザと集団で行進をするかの様に現れたグジャラート州長たちお偉い様達が背後のひな壇に並び
その前でオープニングセレモニーとしてこのパフォーマンスは行われました。

宙にはテレビ中継のカメラがいくつも舞っており，巨大なモニターでその様子が映し出されています。
メディアのカメラマンが数十人ファインダー越しにこちらを覗き込んでおり
なんとも・・・凄い状況。

私たちは２，３日で振付けが施された「僕にできること」という内容の歌にあわせ
カタックのムーブメントを流してゆきます。
昨年の日本公演で初めて共演した私たち。
予期せずまた一緒に踊る機会を得て練習から３人ともハッピーでした！

実はこのパフォーマンス，最後の最後まで上演されるか否か決定されませんでした。
日本人歌手が来日し，AHMD入りした日の夜中の食事に呼び出され
saptak音楽祭を抜け出してお役所の偉いおじ樣方といろいろ話し合って，
まずは音楽で稽古に入り，多分上演を一緒にしましょう。となったのですが・・・気が乗らない方が居て
この日の朝のリハーサルは一度キャンセルになったのでした。
それからまたやっぱりやりましょうという話になり、
私はもう既にあきらめて違うアビナヤのクラスに参加していたのを
急遽パフォーマンスモードに切り替え，
ランチもできないまま車でドライブする事１時間。

グジャラート州の施設に立ち寄り，作品を審査され，おじ樣方が「良いじゃない！」と行って下さり
ダーン。パッカ。やっとのことで成った舞台でした。
さすがイ・ン・ド。

笑っちゃいます。

歌手のひとは日本人らしからぬ西洋風のドレスにウィッグとつけまつげで着飾っていましたが
スリット＆生足が当然アウトで、卑猥な言葉をひそひそ言われた上（グジャラーティーでね！）
トイレでスリットを縫い合わせるはめになったようでした。

色々な事が起こるものですね。
郷に入りてはなんとやら。インドにはインド式が合うのです。

折角掲載された新聞のキャッチは「空手からカタックへ♪」みたいな。

良くわからないけど、ま、楽しかったからいっか。

日本も世界各国もいっぱいいっぱいグジャラート州に出資をしていらっしゃる様子。
皆さん上手に事業展開されて，良き様に成長をしていって欲しいです。

と、面白い経験ができました。

写真の白いコスチューム、左からFiana, Atsuko, Naisha　でした。

こんな私たちのバタバタを知って知らずか、
ちゃんと２人のお母さんが客席に潜り込んでいました。
この厳重警備で限られたパスをゲットしてくるなんてさすが～☆愛を感じましたっ。


日本のSONYはスラートでエコな事業を展開するのかな？
頑張って欲しいです☆