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天上天下唯我独尊

U2 "The Joshua Tree"

Amazonのレビューを読んでいたら、この作品の何が良いのかわからないって意見があった。

感性は人それぞれだからそれでいい。

それが、音楽。

 

だから私も言わせてもらう。

この音楽を貶すことでなにかしらの優越感を得ようとしているであろうそのコメントした人間、本当に感性が鈍くて可哀想なヤツだと思う。

 

U2の作品を否定する前に、己の劣った感性を否定せい!

 

さっぱりしたので、本題に。

 

で、このヨシュア・トゥリーはU2の傑作とか代表作と言われることが多いけれど、決してそんなことはない。

いや、傑作であることには異論がないのだけれど、代表作ではなく異色作なのだ。

 

私がU2の傑作で代表作だと思うのは、「BOY」「The Unforgettable Fire」「Actung Baby」の3枚。

 

実はU2、この「The Joshua Tree」と「Actung Baby」という名盤の間に、「Rattle and Hum」という異色作にして駄作を残している。それは、ヨシュア・トゥリーの路線をさらに拡大してしまったからの結果で、当時はもはやU2は終わったとさえ思った。

気づいたのか、「Actung Baby」で見事に帰ってきてくれたのだけれど。

 

その「Rattle and Hum」へと至る崩壊の端緒が「The Joshua Tree」に現れており、その意味で素直にU2の代表作とは考えたくないのである。

 

で、本当に終わるのはアルバム「POP」。

いまや、息子のインヘイラーがリリースするアルバムの方が何倍も素晴らしい。


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