乳ガンを患ってからの私

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

幸せの鈴

2020-02-25 06:16:12 | 乳ガン患ってからの日々
放射線治療を、去年の今頃毎日通ってた。
病院のすぐ近くに、大きな神社があって、こんな寒い時期なのに、お祭りやってて歩行者天国にして、駅前に露店がいっぱい出る日があった。
帰りに何気に通ってたら、目にとまったのが「幸せの鈴」の看板の店。
自分に欲しかったわけじゃなくて、私より15才年下の、長男の友達のお母さんが、厄年ですごいいっぱいしんどい事があって、後厄には、とうとう本人が、子宮をとらなきゃいけない病気になって、手術を控えてるって聞いてた。
俗に言うママ友とは違う、自分の友達のようだった。若いのにしっかりしてて、どこか尊敬できて、ユーモアあって、何事にも一生懸命で、私のガンの事も話した数少ない友人。
何もしてあげられないけど、すごく綺麗な音色の鈴。
これをあげたいなぁって思って買って帰った。
その日の夕方病院の帰りに、家に寄って渡した。
「ありがとう😊」ってすごく喜んでくれて、つまらない物なのに、そういう気持ちを汲んでくれる彼女は、すごい人だと思ってた。
手術が不安だと言う彼女に、私は家族以外には、見せたことない手術の後を見せた。
「寝てる間に終わるから」って笑いながら話して帰った。
今でもカバンにつけてくれてる鈴。
その鈴が売ってる祭りが、今年は明日あることを知った。
私の周りに、ガンに罹患した人が二人いて、1人は私の叔母なんだけど、最近緩和ケアに移行して、もうあまりよくないと聞いた。
あの鈴の音色を、聞かせてあげたいと思って、明日お祭りで、あの露店あるか探そうと思ってる。もう1人の知り合いは、長女の習い事の先生。告知の時に余命宣告されたらしいけど、今は抗がん剤治療を受けてるけど、お元気で、毎週習い事は、開催されてる。
私を見て、ガンだと話した時に、そんな素振りなく過ごしてたのを、知ってるから、気持ちで頑張れてるって。少し痩せたように思うけど、一応会いたい人とは、会っておくんだと、友達に会ったり、残りの時間を有意義に過ごすと話してくれた。
そんな二人に、気休めだけど、幸せの鈴を贈りたいと思ってる。