私とお酒

　私は酒好きである。

　普通、女で酒そのものが好きというのはあまりいないらしい。（私の友達にはそういう輩が多いのですが…）雰囲気が好きだから、誰かとおしゃべりを愉しみながら飲むのがいいという人が多いようである。

　私の酒は、お屠蘇から始まった。とてもノーマルだ。中学生のときに、親戚にワインというか甘ったるいぶどう酒を飲まされて開花。高校生の時には親に隠れて、買ってきた洋酒をストレートで飲むという暴挙で、経験を積んだ。だって、親に内緒で飲むには、氷やら水やらを部屋に持ち込めなかったのです。で、必然的にストレートになったわけ。（この頃、タバコも覚えた、けっこう、不良かなあ）

　ひどくまじめな高校生をやっていたので、（突っ込まないで下さいね。本当に酒とタバコ以外はまじめだったのよ、問題なんておこさなかったし。だいたい、人の見ているところでやっているのは馬鹿よ。停学になってましたからね）修学旅行中に女部屋で酒盛りに付き合ったら、驚かれた。（ごめんなさい、そのころの先生様方）

　酒飲みが会した飲み会が嫌いなわけじゃないが、一人でも飲む。というか、一人で飲んでもおいしい。と、言うことで、ほとんど毎日飲んでいる。（家で仕事をしながら飲んでいた。試験問題も飲みながら作り、飲みながら採点した。同僚には驚かれた。なぜかあまりミスは無かった…）

　特に好きなのは、ジン。あのなんというか舌に残る味がいい。でも、三日に一本を空けるペースで飲んでいると買うのが大変。壜が重いのですわ。ちなみに一番好きなのは、ボンベイサファイア。ブルーのボトルも好き。次にビール。これも半ダース買ってくるとなるとけっこう重い。ちなみに、一回にだいだい５００mlを三缶くらいは飲む。

　で、この頃は焼酎にした。紙パックがあることにやっと気がついたのだ。これならけっこう軽い。安い酒も好きだったのだ。しかし、飲めればいいというのはアル中なのだろうか。友達には休肝日を持てといわれる。確かに、そう思う。けどなあ。

　先月の休肝日、一日。休んでいるかね、肝臓君。沈黙の臓器と言われているから、寡黙にして、何も言ってくれない。ま、大丈夫でしょう。多分。……。

　酒飲みは遺伝する。というか、アルコールを分解する酵素を持っている持ってないで、下戸かどうかわかるらしい。ちなみに、息子は高専時代にアルコールのパッチテストで、何も出なかったらしい。（そりゃそうだ、君は血統的に、アルコールに強いはず）

　しかし、飲めるはずのお酒も、タバコも息子はあまり好きじゃないらしい。特にタバコは嫌いで、母のお使いを拒否する。（酒だとかタバコだとか、時々買ってきてもらうのです）私は反面教師か。そうだろうな、きっと。

　家事が嫌いで酒好きで、変な親の元生まれた割には素直に順当に育ちすぎている息子がちょっと不安。はあ～。（でも、けっこうオタクになっているから、バランスとれているのかなあ～）