黒船屋の・・・

着物と猫とそうして私。みんなと違って…それもいい。おデブな『なんちゃってアメショー』画像と『晴明くん。』4コマも更新中。

マスコミの不思議 3題・・・長くて退屈なのでスルー可

2012-09-12 21:18:04 | 日記
その①
ほんの2年ほど前(と、思うが)、橋下氏がまだ大阪府知事だったころ
某週刊誌に『橋下総理という悪夢』というタイトルが載っていた。
で、つい先日、某週刊誌に
『この国を救えるのは橋下しかいない!』というタイトルが載っていた。
たった2年で、この変節。
橋下氏をつぶしたかった2年前…橋下氏の人気にあやかって政権をとりたい今年…
という人たちの意向を反映しているんだろうか。
その週刊誌を編集する際に何があったのか。
不思議です。

その②
とある大手TV局ワイドショーの、大津いじめ事件の保護者へのインタビュー。
肉声と同時に画面下にテロップが流れる。
で、その中のひとつ
『公務員教師なんかに教育なんかできない』
テロップで「公務員教師」というところが、そこだけ赤文字で流れた。
いじめは私学にもあることだから、
国立・県立・市立の先生はダメ!ということよりも
たぶん、ちょうどよい公務員バッシングに使いたかっただけなのではないか。
とも、思えるが…
まじめに考えてみた。

公務員教師がダメなのなら、全部私学にしてみる。
私学だから、学校によって学費が違う。
いきおい、学力・スポーツなど何らかの理由で人気のある私学の学費は高くなり、
その学費が払える家の子どもしか入れなくなるだろう。
また、学費の高い学校は、たぶん教師の給与も高いだろうので
優秀な人材は、すべてそういうところへ流れて行く。
そうすると、安い私学はそれなりの教育しか施せず
親の賃金格差=子どもの教育格差→子どもの未来が親の収入で決まる
まあ、明治時代みたいな貴族の子どもは貴族に、平民の子どもは平民に
という階級社会ができあがる。
と、思うのだが。

このTV局…そういう日本が作りたいのかな??
公教育があるから、それなりに公平な教育がみんな受けられているはずなのだけど
不思議です。

その③
某新聞紙のコラムで、少子化と婚活についての話。
いわく
婚活する女性が男性に求める給与の相場が年収600万円。
ところがこの不景気の中、そのような男性はごく少数。
ゆえに婚活の成果は上がらず、少子化に拍車がかかる。
女性が男性に収入の安定を求めるような風潮を変えねばならない。
との趣旨。

要するに「愛さえあればお金なんて」という風潮を
女性に持ってもらいたいのだな?

戦後女性と靴下は強くなったそうだが、
別に、強くなったわけではないし、欲張りになったのでもないと思う。

ただ、
自分でお金が稼げること、お金があれば一人でも生きられること
夢を追いかける楽しさ、仕事のやりがい、自由を謳歌する喜び
を、知ってしまったのだ。
それは、以前は男の人しか知らない楽しさだったと思う。
いま、ようやく、
日本の女性が、男と同じ世界が見られるようになったというだけのことだ。

しかし、その世界を見続けるのには、結婚はちょっと大変。
女性は世間から求められるものや障害物が実に多い。
『結婚』『出産』ときたとたんに、
『退職』を期待されるとか、再就職は厳しいとか
仕事を続けても、『家事』を担うことを暗黙に期待されていて
さらに育児に介護とくれば、『24時間休みなし』状態。
男性には、こういうおまけは、あんまりついてこないでしょう??

今、いろんな女性支援が充実してきているけれども
そういうしがらみは多いから
まだまだ、女性は自立して自由を維持するために孤独を選ぶか
自立せずとも今までの生活レベルを落とさなくていいぐらいの収入ある夫
を、求めざるを得ないのではないかな?

あ、でも、ホントはもっと簡単なことかも。
そういう独り身の楽しさ・結婚の大変さと比べても引けをとらない、
超魅力ある男性が増えれば、みんな結婚すると思うよ。
変えるべきは、結婚適齢期の男子のほうだと思う。

なんで、女性の風潮のほうを変えたいのかなぁ
不思議です。

でも、こういうと、この新聞のコラムニストは怒るかなぁ…
ちと、心配である。
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