キューティーな毎日

管理人はまいまいです。京都の下町で心を読み解くトリミングを目指しております。

コツ

2015-03-27 | お気楽CUTiE
長くトリミングをやっておりますと、
やはりコツがあるとわかってまいります。

そんな事をふっと思った管理人まいまいです。
こんばんわ。

どんな事にも言えるけれど、
分かりきった事を無駄にこねくり回しても、それはやっぱり無駄になります。





荒狩りします。
ざくざくっといらない所をカットします。




ここまで、5分。

時計を見て自分でびっくりしたのでした。
「早いなぁ」って。
修行時代の事を思い出して、
なんでこんな事を何十分もやってたんやろうなぁと思うわけです。
レッスンに付き合ってくれてたモデル犬達には負担をかけたなぁと思う。


必ずいらないところは、
悩まずためらわずバッサリカットする。

その見極めができるようになるかどうかがトリミングの極意なのではないかと思います。
その理由はね?
犬も年をとるから。

年を重ねるとじっと止まっている筋力も無くなるし、
若い時みたいにこちらに付き合うほどの体力が無くなる。

そこにつけて、
腕が未熟なせいであれこれ悩んで、
あちこち触られて、何回もやり直しされてると、
嫌にもなってくる。
で、「ヤダヤダ飽きたよー」って言ってるのに許してもらえないとなると…。
そりゃ疲れちゃう。

パーフェクトトリミングが狙えるのはやっぱり10歳くらいまでだと感じます。
個体差はあるけれど。

そこからはだんだんと「無理させない」ラインでキレイを目指すトリミングにシフトしていって、
いよいよ体力がなくなってくると、
「見た目はいいので」と言われるようになってくる。
私はそれでいいなと思っています。
それでもシャンプーして過ごしやすくしてあげられるのなら、
素晴らしいな、と。


だから出来るだけトリミングの内容を覚えていて欲しい。
できるだけ順序ややり方は変えないでお手入れする。

爪切ったらバリカンして、
シンク行ってシャンプーしてもらったら、
ドライヤーされて、
カットやな。
よしよし、わかってるで。

それって老犬になればなるほど、
役に立つなぁと実感してます。
「ここ知ってる。何するかもわかる。
やから終わるまでいつも通りにしーてよっと」
そういう会話をする事が最近増えたのは、
私も年をとったって事(笑)