太田市が進めている新市民体育館の建設事業費をまたもや増額し、これまでの78.5億円から4億円増の82.5億円とするための補正予算が21日の市議会本会議で日本共産党以外によって可決されました。
一度ならずも二度までも
二度あることは三度ある
太田市はサンダーズの言いなりなのか
新体育館建設費は、昨年5月臨時議会でそれまでの54.5億円から78.5億円に24億円増額されたばかりです。「一度ならずも二度までも」という言葉や「二度あることは三度ある」ということわざもありますが、今回の増額理由も、78.5億円に増額された時と同じで、映像・音響設備の充実とされます。
これではまるで太田市は、市民体育館を本拠地とする群馬クレインサンダーズの言いなりになっているようにさえ思えてきます。
設計変更が繰り返されるのはなぜなのか。公共施設の設計は度々変更されるような軽々しいものなのか。税金の使い方が問われる重大な問題です。
当初の54.5億円から市負担は13億円増
建設費が54.5億円だった段階での財源構成は、国補助10億円、企業版ふるさと納税(寄附)30億円、市負担14.5億円。78.5億円に増額された段階では、国補助10億円、企業版ふるさと納税40億円、市負担28.5億円。今回は国補助10億円、県補助1億円、企業版ふるさと納税44億円、市負担27.5億円と市負担は1億円減りますが、建設費が54.5億円だった段階との比較では13億円増額です。
維持管理費はどこまで膨らむのか
維持管理費は今回の増額を受けて、建設費が54.5億円だった段階で示された「人件費を除いて7,000万円程度」から増額となる可能性もあると21日の市議会本会議での私の質問に都市政策部長は答えています。同部長は、今後の建設費の増額は想定していないとも答えましたが、これまで繰り返された増額からもその保証はありません。
私の質問では、今回の82.5億円への増額で市負担が1億円減っても、維持管理費がどこまで膨張するかわからないこと、今後の建設費の増額もありうることから、少なくとも今回の増額の撤回を求めました。
しかし市長は、市負担が減り、もっといいものができるとして、人件費も含めて維持管理費はできるだけ少なくなるようにするので、このまま増額したいと答えました。
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