市営住宅 退去時の原状回復費用 新年度から負担の一部を軽減

  太田市では新年度から、市営住宅を退去する際の原状回復費用の一部を軽減します。

  2011年3月末までは市営住宅の退去時には、天井や壁紙、ふすま、障子、畳を退去者負担で新品に交換することが義務づけられていました。

  新年度からは、退去時には県営住宅と同様に、天井や壁紙は市の負担で交換されることになり、新年度予算では2千万円が計上されています。

  なお県営住宅では、入居時に畳が新品に交換されていなかった部屋の場合は、退去時の畳の交換には補助金が出ます。

国交省のガイドラインでは
経年劣化は自治体負担

  私は昨年9月市議会の決算委員会で、公営住宅の退去時の原状回復費用について、経年劣化によるものは自治体負担とする国土交通省のガイドラインを指摘。

  天井や壁紙、ふすま、障子、畳など経年劣化によるものは市の負担で交換すべきと指摘していました。

  今回の市営住宅における退去時の原状回復費用の負担軽減は一歩前進といえますが、引き続き、国交省のガイドラインどおりに経年劣化によるものは市の負担とするよう力をつくします。

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