前回は、WiLL vi のモデルチェンジについてお伝えしましたが、今回は WiLL サイファ についてです。
WiLL サイファ は 2002年10月に WiLL ブランド第3弾として発売された車で、新世代ネットワークシステムG-bookを初搭載した車として登場しました。
デザインキーワードは「サイバーカプセル」、今までにない斬新な未来的デザインにラウンドした外観によって暖かみを持たせた車でした。
トヨタ WiLL サイファ 2003年8月~2005年8月
トヨタ WiLL サイファ 1.3L 2WD
実はこの WiLL サイファ によく似た車が2007年1月から既に公開されていることが判明しました。
じつはこれ、三菱化学本社ビル内に開設された「ケミストリープラザ」で展示されている三菱化学の製品を使って作られた未来の車『C-Rev MC-SX』なんです。
WiLL サイファ に似ているといってもフロントライトが縦長のところぐらいですが、こちらのほうがより「サイバーカプセル」っていう感じは出ていますね。
なかなか見ることができない三菱化学製の自動車 予約殺到
ボディの一部は炭素繊維強化樹脂製で全体の9割がプラスティック製という20年後を想定した車だそうです。テレビ東京のワールドビジネスサテライトでも数秒紹介されました。フロントドアがガルウィング、リアドアが観音開きなところはまさにコンセプトカーなわけですが、20年後ならば、実際にこんな車が街を走っていても不思議はないですね。
「ケミストリープラザ」地図