ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

北イタリアのハードチーズ

2013年02月28日 | グルメ
黒木都先生のワインスクール「ボワノワール」の「チーズ通」

第11回目「北イタリアハードチーズ比較テイスティング」



外観はどれもそっくりなので、テイスティングの際ぐちゃぐちゃにしてしまわないようにとのこと(笑)



①Bra Duro ブラ・ドゥーロ
牛乳製、ピエモンテ州
7種の中では塩味が突出して強かったです。でもサンジョヴェーゼによく合いました。

②Piave Mezzano ピアーヴェ・メッツァーノ
牛乳製、ピエモンテ州
2010年DOPに認定されたチーズ。甘いミルクの香りがたっぷりの、食べやすいチーズ

③Asiago Stravecchio アズィアーゴ・ストラヴェッキオ
牛乳製、ヴェネト州
このチーズも優しい感じですが、噛んでいるうちにコクが出てきます。

④Ubriaco di Prosecco ウブリアーゴ・ディ・プロセッコ
牛乳製、ヴェネト州
「ウブリアーゴ」は「酔っ払いチーズ」の意味。熟成30日程度の「モンテ・ヴェロネーゼ」を白ワイン「プロセッコ」に漬けこんだもの。
酒粕のような香りがしますが、噛むとコクが出てきます。

⑤Montasio Stagionato 12 Mesi モンターズィオ・スタジオナート 12ヶ月
牛乳製、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
しっとりとしていますが、アミノ酸のジャリジャリ感があり、少しピリっとしています。噛めば噛むほど美味しくなってきます。

⑥Grana Padano グラナ・パダーノ
牛乳製、エミリア・ロマーニャ州
「キッチンのハズバンド」と呼ばれているチーズ。パルミジャーノ・レッジャーノよりリーズナブルですが美味しいです。

⑦Parmigiano Reggiano パルミジャーノ・レッジャーノ
牛乳製、エミリア・ロマーニャ州
さすがチーズの王様!安心して食べられます。

ワインも北イタリア産



A.San Giorgio Erbaluce di Caluso Spumante Metodo Classico サン・ジョルジョ・エルバルーチェ・ディ・カルーゾ・スプマンテ・メトード・クラッシコ
【生産地域】イタリア、ピエモンテ州 DOC Erbaluce di Caluso
【生産者】Casina Cieck カッシーナ・チェック
【ぶどう品種】エルバルーチェ100%

エルバルーチェという土着品種からシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で造られたスパークリングワイン。エルバルーチェ・ディ・カルーゾ2010年DOCGに認定されています。パイナップル、ナッツやパンの香り、粘性やヴォリューム感も感じられました。塩味が強かったブラ・ドゥーロ以外はどのチーズにも合ったと思います。

B.Sauvignon Friuli Isonzo ソーヴィニヨン・フリウリ・イソンツォ
【生産地域】イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州 DOC Friuli Isonzo
【生産者】Carlo di Pradis カルロ・ディ・プラディス
【ぶどう品種】ソーヴィニヨン・ブラン100%

フリウリは白ワインの「聖地」と呼ばれています。ハーブ、青草といったソーヴィニヨン・ブラン特有の香りはしますが、コクのある甘味とヴォリューム感があり、酸とのバランスがいいワインだと思いました。

C.AMARCORD D’UN ROSS Sangiovese di Romagna Riserva 2008 アマルコルド・ドゥン・ロッス サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ リゼルヴァ
【生産地域】イタリア、エミリア・ロマーニャ州 DOC Sangiovese di Romagna Riserva
【生産者】Trere トレレー
【ぶどう品種】サンジョヴェーゼ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%

土の香り、リキュールのような凝縮感があり、スパイシーな感じです。酸味が強く感じられましたが、どのチーズにも合ったと思います。

一番気に入ったマリアージュ

モンターズィオ・スタジオナート × フリウリ・ソーヴィニヨン・ブラン!

黒木先生、皆さん 有難うございました!

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