完全なホワイトクリスマスになったバンクーバー地域
住宅街の道路にもフワフワの雪が降り積もっています。
ほとんど人影も車もないクリスマスの日。
オミクロンが荒れ狂い、今年のクリスマスに一番欲しい物は?と聞かれると
オミクロンテストとRapid Test Kit(政府から無料で配布されてます)というカナダ人、という異常な年末を迎えたカナダです。
そんなカナダの年末ニュース。
留学生に関係あることを集めました。
1.各州とも毎日オミクロン感染者数、累乗の増加。
BC州はそろそろ一日の感染者が3000に迫る勢いですが、実はテストスピードも追いついていない中、潜在感染者は更に爆発的に多いと考えられています。
オンタリオは壊滅的な数字。 Booster Shotにマイナス温度の中、朝4時から行列が出来ています。
BC州のBooster Shotは現在65歳以上が予約可能ですが、クリスマスでワクチンを打つ場所が閉まっているところがいかにもカナダです。
オミクロンの最初の症状は風邪のひき始めと酷似しているところから、政府はこうアドバイスを始めました。
「喉が痛かったり、咳が出始めたり、微熱がある場合は、まずオミクロン感染だと考えること。 そしてワクチン2回接種者はそこから7日間自己隔離。 未接種者は10日間自己隔離すること。」
ふむ。。。
果たして守るのかな、みんな。
期待は薄いと思いますね。
クリスマス開けから年始にかけてカナダオミクロン大爆発の予想です。
大学も早々とオンラインに切り替える動きが全国に見られます。
留学中、留学予定の人は大学からのお知らせを見逃さないように。
入国制限の強化により、年末帰省を諦めた学生のみなさんには厳しい年末年始ですね。
Partyなどで感染する可能性は非常に高いですから気をつけて。
2.カナダ2021年の移民数(永住者として)401,000名
コロナ禍にも関わらず、こんなに永住移民がカナダに来たそうです。
潜在移民はまだまだ多く、ビザ手続きの悲劇的な遅れから、何年も待っている人たちもいます。
この数字は、カナダに留学希望する人が絶対に知っておくべきカナダの顔を現しています。
カナダは世界の途上国から移民を希望する人たちが目指す国です。
安定した政治、豊かな経済、ほぼ無料の医療制度など、自由主義政治・経済を進めるカナダは「より豊かで幸せな生活」を求める人たちの希望の国です。
従って、まずは大学留学からとカナダを目指します。
大学留学の目的は、将来の永住権とその後の市民権、そして、貧しい国から家族・親族郎党を呼び寄せることです。
インドからの留学生のほとんどは、これに当てはまります。
中国もしかり、韓国も、そして東南アジア、東ヨーロッパ、アフリカ諸国も同じです。
その中で日本人留学生は異種です。
永住し家族を呼んで。。などはまず留学目的の中にはないですね。
真面目で大人しい日本人学生は邪魔にならない存在ですので、カナダは歓迎していますが、パワーが大きく異ることは否めません。
高校留学に至っては、全く夢の世界をさまよっているのが日本人高校留学生です。
この年齢では、中国人高校留学生の数が圧倒的です。
将来のカナダ市民権を目指しての高校留学ですから、長期戦です。
そして、またその中の日本人高校生。
全く目的が異なります。
帰国生入試やAO入試に有利? 途上国の留学生が聞いたら「胸ぐら掴んで教室から追い出されそうな」甘い理由です。
2021年の移民数が語る「カナダ留学」の本当の姿です。
3.オンタリオ州の学校は留学生の授業料に頼りすぎ(Auditor General言)
「留学生授業料がないと成り立たない状態のオンタリオ州大学は「危険な方式」に頼っている」をAuditor General(監査役)が警告しています。
現在、大学の収入のなんと68%は留学生の授業料に頼っている状態(ほとんどがインドから)。
留学生の年間払う平均の授業料が$14,306なのに比べると、カナダ国内の学生はたった$3,000しか払いません。
この仰天高額の授業料がないと、オンタリオの大学経営は成り立たないという危機的な現実です。
(他の州も、特にケベック・BCは同様かそれより悪い状況)
パンデミック中は、大学(University)だけでなく、特にカレッジ(州立)が学生数の大幅な現象で大打撃を受けました。
カレッジは技術的・実用的なコースを多く提供しますのが、コースがすべてオンラインになる中、カレッジ入学を先送りしたカナダ国内の学生が非常に多くなりました。
結果、カレッジの経営が悪化し、国内学生の4倍〜5倍の学費収入が見込める留学生リクルートに集中しました。
悪質なリクルートをしたケベック州カレッジが、ビザスポンサーになる資格を剥奪されたり、学生から集めた授業料返還をしなかったりのニュースは先日のコラムでご紹介したところです。
留学生も声を上げ始めました。
ほとんどの留学生は、貧しい国の親が必死で働いたお金を授業料にまわしているのに。
カナダ国内の学生の5倍もの授業料を取るのは、ぼったくりだ!と。
今後、この動きは更に加速すると思いますので、フォローするつもりです。
日本からの大学留学生の皆さんも声を上げてみますか?
でも、カナダにこう言われるかも知れないですけどね。
「日本にも大学はあるし、国は安定し、経済も世界の上位だから、じゃぁ国に帰れば?」
さぁ、大学留学生のみなさん、なんて答えますか?
4.モントリオールのHouse Partyで10代が撃ち殺された
人種差別による、またギャング絡みの凶悪事件が後を立たないカナダで、10代間の殺人が起こりました。
日々起こる殺傷事件をレポートするとキリがないカナダの中で、これは社会の悪化をさらに危惧するものでした。
モントリオール郊外のHouse Party中に18歳が銃で撃ち殺されました。
上半身に2発以上撃ち込まれ、病院に搬送された時には意識はなし。
その後死亡が確認されました。
House Party中、喧嘩になり撃たれた様子です。
House Partyでの喧嘩とは?
なぜ銃を持っていた?
など、疑問だらけですが、これが今のカナダの若者を象徴する不気味な兆候だと思えます。
5.カナダ人がどんどん金欠に
住宅の値段が恐ろしく上がり続け、若者の将来への希望を奪っているカナダ。
今私が住んでいる結構評判の住宅地にある住宅は、売りに出したらなんと日本円で1億円以上だそうです。
残念ながら賃貸なので、売れませんけど!
そんな資金は一体若者が何年働いたら可能なんでしょうね、無理ですね。
もちろん、無理やり買ってしまった人たちの毎月の住宅ローン額は、聞くだけでぞっとします。
2022年は利上げがあるそうですので、ローンが払えなくなる人が膨大な数になるとのこと。
また、パンデミック以来のインフレが凄まじい状況で、食料費に事欠く人も増えています。
金欠どころか、破産状態に近い人がものすごく多いのがカナダだと理解して下さい。
特に、ホームステイなどを予定している人。
おそらくほとんどのホストは、逼迫した家計を補うための留学生受入だと思います。
これらのグラフがカナダ人たちの金欠状況を見事に現しています。
可処分所得にしめる住宅ローンの割合。 え!!100%を越えている。。ということは?
そしてインフレ。
2022年にはもっとGood Newsが拾えることを祈って。
私は、カナダ世間の動きに逆行し、アルバータ大平原のEcoCabinを目指すことにします。
あたふたする留学事情をよそ目に、地球と共存したいと考えています。
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