カナダにいらっしゃい!

カナダ留学・クリティカルシンキング専門家。Canadian Prairie/EcoCabin在住。 

留学エージェント詐欺のニュースが耐えないカナダと簡単にひっかかる日本人

2023-05-24 05:50:51 | カナダ留学

Agents offer 'big dreams and promises' but provide a nightmare for many international students  (Vancouver Sun)

カナダでは留学エージェント詐欺のニュースが耐えることなく続いています。

メディアも政府も対応への本気度が増している様子です。 

「外国の留学エージェントの虚偽を真実と信じ込ませるような宣伝を信じ、カナダに留学し、言われたこととは到底かけ離れた真実に直面、戸惑い怒る留学生たち」

これがサブタイトルです。

 

単なる私立の語学学校をキャリアカレッジと名付け、高額な授業料を巻き上げ、どこにも行き場のないまま放置される留学生たち。

留学エージェントだけでなく、グルになり留学生を騙すのがいわゆる私立カレッジ。

 

「カナダのキャリアカレッジで少し学んだだけで、インターンシップが出来、その後の雇用機会がありますよ。」

という虚偽にまんまと載せられ、えらく高い費用を払わせられ、カナダに来てみると、カレッジとは寂れた小さなストリップモールの一角のたった2部屋の狭い教室と受付があるだけの所。

(こんな「学校と自分たちで呼んでいるところ」はカナダには山程あります。見かけるたびに、あぁまた騙された日本人が来るんだろうなと、心を痛めています。)

 

今、これだけカナダで問題になり始めると、社会からも厳しい目が向けられるようになり、この詐欺集団エージェントと私立カレッジ問題が少しは改善されるかと期待したいです。 

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果たして日本国内ではどうでしょう?

クリティカルシンキングの存在しない日本社会では、恐らく批判したり疑問を持ったり、単なる”Why”の質問をすることもないのかなと。

 

特に最近多くなった社会人・大学生の方からのSOSに、詐欺まがいのエージェントと語学学校に翻弄される日本人が見えてしまいます。

なんで、そんなにやすやすと騙されたんですか?

  

「ワーホリでカナダに渡航予定で留学エージェントを利用始めたが、契約したエージェントに払った金額が130万円。 

それに含まれるのが:ビザ代行、日本で9ヶ月間毎日1時間のグループオンライン英会話レッスン、渡航前3ヶ月間マンツーマン英会話レッスン。

含まれないのが:カナダでの住居探し、職探し、往復航空券代

英会話レッスンは予約出来ない日が多い。

職探しの質問には、「レジュメ配ること、Indeedで探すこと」程度のアドバイスしかもらえない。 

辞めようと思っているがビザ申請をエージェントに任せてしまったので。。。

エージェントを切ったらビザもキャンセルになるのではと心配。 

エージェント会社にこのような質問してもきっとうまく言いくるめられるだろうし、色々調べたが同じような状況の人がおらず情報がなく途方に暮れてしまった。」

 

あ〜〜〜ぁ。 が、最初の印象でした。

氷山の一角でしょうね、これ。

 

まず。

このエージェントは、詐欺と呼べます。

この130万については、よくもまぁ抜け抜けとこんなお金を巻き上げるもんだなと。

しかも、肝心のカナダ側でのサポートもなし。

悪質エージェントの最たるものです。

 

次。

この相談者。

なぜ、こんなに簡単に詐欺にひっかかたんですか?

 

なんで、すべてエージェントにお任せなんですか?

そこからの第一歩が大間違いだったと思いますよ。

エージェントに頼らないといけないワーホリ体験など意味がないです。

 

カナダの国に興味を持ち、自分のこれまでの経験・スキルをどう使えるかを調べ、語学力も日本でレベルを上げ、入念に自分で準備し、冒険の旅へと向かうのがWorking Holidayですよね。

 

とりあえず、便利そうなビザなのでそれを使って一度はカナダに行きたい、でしたか?

手続きも、カナダで具体的に何をしようと思っているかの想像すらなしで、「海外=エージェント」と白紙で無防備なままエージェントに駆け込んだ、ですか?

 

そして、130万払った。

おかしいと思ったあとも、ネットで検索?

いやいや、まずはエージェントに文句を言い、交渉して下さい。

ビザについても、直接エージェントに「ここからは自分でやります。」と宣言すればどうですか?

ごまかされそうになっても負けずに食い下がる。

まずは、これ。 頑張って下さい。

 

カナダという言葉も社会環境も全く異なる国に1年の冒険に行くんですから、そのくらいの勇気は必要ですよ。

逆にその勇気すらないなら、カナダに来ても意味はないと思います。

 

前にもコラムに書きましたが、「エージェントからは情報を得られないので、代わりに教えて下さい。」という問い合わせに正直辟易としています。

130万も払ったエージェントですよね、直接強く交渉する権利はあなたには十分ありますよ。

 

また、それをする勇気がないので、「ただで教えて下さい。無料で面倒見て下さい。」ですか?

そのMentalityですね、問題は。

ひどいエージェントに駆け込んだのは自分。 その問題解決には自分で立ち向かうことだけ。

そこで行き詰まったら、いつでもアドバイスしますよ、カナダの法律も含めて。

詐欺まがいエージェントとカナダの私立カレッジは悪です。

これは事実。

 

しかし、日本はそんな悪が大笑い出来るほどひっかかる人の多い穴場であるとも思います。

騙される人が多すぎます。

悲惨な高校留学、嘘ばかりの語学学校経由大学留学、カナダが「詐欺」と読んでいる私立カレッジのコーププログラム、甘いワーホリ希望者などなど。

日本の親でもコロコロころころひっかかってます。

すべてが、自分で情報を集める英語力もあり、嘘と真実との見分けがつき、ネットの情報・You Tubeなどの妙な成功物語をそのまま信じることなく、Critical Thinking思考で”Why”を考えることが出来れば騙されることなどないケースばかりです。

 

「自分で勇気を持ってカナダへの準備をする」方へのサポートを提供するのが私の役目です。

「自分でも情報を集め、嘘が多いなおかしいなと疑問を持ち、ネットの情報を信じ込まず、”Why"をいっぱい考えた結果、やはり現地を知る人からのアドバイスがほしい。」と思った方へサポートを提供しています。

カナダから、カナダの現実を伝えながら、丁寧にリードしています。

 

My job is to protect innocent Japanese struggling in the Canadian education system. It is not to take care of naïve Japanese who ignore the dangers/warnings 

前から何度も書いている私の方針です。

 

随分多く”innocent Japanese struggling in the Canadian education system”を助けて来ました。

カナダクラブという活動を通じて。

 

カナダにいらっしゃい!

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カナダからのサポートグループ  Canada Club

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Podcast [カナダにいらっしゃい!] 

 



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