あのカナダが? マジで?と世界の話題にもなった「トラック運転手のデモ」が一応収拾されました。
Trudeau首相がEmergencies Actを発動し、政府が普段よりはるかに大きく広範囲のAuthorityを持った結果です。
週末には、警棒・銃で完全防備した警察官が多数出動し、デモ隊を押し戻し、多数の逮捕を行いました。
カナダの有名な騎馬警官(RCMP)も出動、デモ隊を押し戻す役割も果たしました。
逮捕者総数は、CBCニュースによると200名にも及んだとか。
このデモの裏には実は「アホやんか?」と笑ってしまうようなな話があります。
あのデモに参加していた白人(ほぼ白人だけでした)の正体には呆れてしまいます。
愚かにも5年前にトランプを選んだWhite Trashと言われるアメリカの下層白人と同類です。
カナダ人の大多数は、ワクチン接種済み(90%に迫る接種率のカナダです)、もちろんトラック運転手も同じく若いワクチン接種率です。
政府のパンデミック規制についても、世界のみんなが同じような我慢を強いられているわけですから、大多数のカナダ人は文句など言わずに従って来ましたし、あと少し!と我慢を続けています。
じゃ、あのトラック運転手たちは、一体?
能力も低く、出来るのはトラックの運転だけ。
高校も卒業していないか、卒業してもやっとこさ。
もともと、カナダの多民族政策には反対、すなわちトルドー首相にも大反対。
なぜ?
自分たちよりはるかに優秀な移民が続々カナダに入り、自分たちの仕事がなくなっているからです。
教育レベルも低く、常識もなく、暴力的で自分勝手な人種差別主義者。
もちろん英語一カ国語しか出来ませんが、その母国語もレベルが非常に低いです。
今回のデモ中にインタビューに答えていたのがいましたが、「は?」
あれ、英語じゃないですね、何か10種類くらいの単語を並べているだけです。
自分たちの仕事がなくなっているのは移民のせい。
自分たちが暮らしにくくなっているのはカナダ政府のせい。
コロナが収まらないのも政府のせい、トルドーのせい。
と、自分勝手な理由で、Freedomを唱えカナダの大多数の人たちのひんしゅくをかいました。
カナダの大多数の人の安全を脅かし、経済を損ない、移動を不可能にし、その大多数の人たちの自由を侵害しました。
何が'Freedom'か!!とカナダ中に「怒り」と「嘲笑」が広がっているのが現在です。
アメリカのトランプ支持者が多く背後からサポートをしていた事実があります。
寄付の半分以上はアメリカから来ていたとか。
トランプに未だごますりを続ける政治家がトルドーを批判していたのにも苦笑いです。
そして、この2つのエピソードが凄すぎます。
このデモ隊、アホすぎます。
・オタワの議会周辺を占拠したデモ隊が「立ち退かないと逮捕するぞ」という警察の警告を無視し、ずっとワ〜ワ〜居座り結局逮捕されたのはなぜか?!
このデモのリーダー(同じくトラック運転手、サスカチュワンの)が「ここの警察は逮捕する権限など持っていない偽の警官だ。心配するな、脅しだけだ。」とデマを飛ばしたんだそうです。根拠もなくただ言ってしまっただけだそうです。(イギリスの権威ある新聞 The Guardianによる)
そのリーダーはもちろん逮捕。「逮捕されることは絶対ないから頑張れ」と言い残してとっとと逃げた他のリーダーもいるそうです。
アホ面して居残り、逮捕されたある女性は「何をするの?あなたたちは逮捕する権限はないのに!!」と警官に叫んでいたとか。
わぉ。
・リーダーのひとり、アルバータ州Medicine Hatの女性は現在留置所におり、保釈になるかどうか裁判所が判断を保留しています。
その理由は?
保釈された際の責任者として夫を喚問し、裁判官が質問しました。
「あなたの妻がしたことを理解していますか?」
「俺たちには権利がある。みんなThe First Amendmentを守るためだ。」
裁判官、2〜3秒の沈黙のあと「The First Amendmentって何のことですか?」
*The First Amendmentはアメリカの法律でFreedome of speechを保証する憲法を指します。 カナダじゃないです、ははは。
それに答えたこの馬鹿者は"I don't know, well, I don't know, you know....."
絶句したとか。(CBCニュース)
こんなのがあのデモの参加者たちです。
デモ参加者は、銀行口座も凍結されました。
日々のDebitカードもCreditカードもキャンセルです。
トラック会社につとめていた場合は、首です。
自分でトラックを持ち自営していた場合は、ビジネス免許没収です。
トラックも没収された参加者も多数で、現在オタワ市は今回のデモ収拾費用の一部に当てるため、それら大型トラックを売ることを考えているところです。
そうですよね、被害を蒙り我慢し続けた市民の税金を使うなんておかしいですからね。
まとめると。
何の政治知識も、社会の知識もルールも理解出来ない落ちこぼれたちが、同じレベルのいわゆる「リーダー」に引っ張られ、陰謀説を吹き込まれたというのが今回のデモの顛末でした。
結局、すべて失いました。
今のカナダはターバンを巻いたSouth Asianのトラック運転手がいっぱいいます。
真面目で、もちろんワクチン接種も完了、毎日カナダの経済・流通のために頑張っています。
そのSouth Asianのトラック運転手が今回の騒動で一番迷惑を被ったかもしれません。
国境をデモ隊が封鎖したことで運送が出来ず途中で何日も足止め。(CBCニュース)
多額の収入を失いました。
おまけに、そのデモ隊のバカ白人からは「移民め!お前の国に帰れ!」とののしられる毎日だそうです。
これが、カナダの現状です。
ほんの少数の我儘白人のために3週間も、善良な大多数のカナダ人が大迷惑を受けたこの事件。
素早い行動が出来ないカナダという弱点をさらけ出したと共に、こんなレベルの白人が大声をあげている国という不快な面も露呈しました。
これからどんな方向に進むのか、自由主義を守るために、Justin Trudeauには期待したいです。
大学留学にカナダにやってくるみなさん。
カナダにはこんな呆れる白人がいることも知っておくこと。
見かけること、出会うことも多いと思いますが、まず、まともな大学レベルの英語など通じない人たちだと、避けるのがベスト。
あ、もうひとつこのデモに関してのカナダの話題。
このデモを支持するコメントをFacebookなどのSNSにアップロードしたいわゆる「友人」をunfriend する人が相当数にのぼったとか。 そんな人とは関わりたくない、という動きが随分目立っているこの頃です。
実は私も2人のカナダ人女性(白人)をunfriendしました。
二人ともアルバータ南部、Red Neckと言われる白人の人種差別主義者の多い地域に住んでおり、国境への道をトラックで封鎖したデモ隊の大支持者でした。
今のカナダの大学で学ぶことは、これからの人類の未来を考えるとてもいい機会になると思いますよ。
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