ザワザワごそごそしているバンクーバー地域から出て行く日まであと5日。
ダンボール箱であふれるガレージと、何もなくなった殺風景な壁、'Last minute Box'とラベルを貼った箱が家のあちこちに置かれているのを見ると「よし!」と実感が湧いて来ました。
ここBC州バンクーバー郊外の緊迫した空気を、よそ者として客観的に眺める立場に戻りました。
バンクーバーダウンタウンも、Greater Vancouverと呼ばれる人口が密集する郊外も、右翼みたいな陰謀説を信じるBC内陸部も、いやぁ私のお気に入りだったカナダとはすっかり変わってしまいました。
1.Feb.19,20,21の連休週末、バンクーバーではなんと60もの暴力事件発生
60 assaults reported in a single weekend in Vancouver, many of which were stranger attacks
(多くは、たまたまそこに居合わせた人が襲われるRandam attack)
・ダウンタウンの食料品店。女がペパースプレーで店主を脅す。「出ていけ」と言われると今度は鉢植えの花を投げつけた。
・オフィスビルの案内係が顔面をパンチされる。入ってきたFoode delivery員にマスクをするよう言ったため。
・Granville St. で殴り合いの喧嘩。一人が複数回刺され病院に搬送。
・バスの乗客が2人の男に付け回され、顔と頭を殴られた。
・繁華街の路地に意識不明で倒れていた男性が病院に搬送。強盗にあい、ひどく殴られ意識を失った模様。
・ホテルスタッグが規則を守らない客に出ていくよう促し、顔面をパンチされる。
警察が内容を公開しているのはこの6件のみ。
残りは調査中だそうです。
怖いですね、いつ犠牲者になるかわかりません。
留学中の方は、くれぐれも周りに注意し買い物に行くにも十分な注意を払って下さい。
特に小柄で大人しそうな日本人は、格好のターゲットになりやすいです。
カナダ人が嫌っている中国人と間違われるのも困ったもんです。
2.食料品の値段高騰で、46%のカナダ人が食べ物の量と質を大きく低下させている
46%は、出来るだけ安いブランドに変えたり、肉の量を減らしたり、新鮮な野菜・果物を買うのを控えています。
60%のカナダ人は外食を控え、25%はアルコールを減らしています。
5%を超える歴史的なインフレと、停滞し続けている流通が大きな原因です。
地域により困窮度は多少異なり、特にBC州では物価高騰が弱い人たちを直撃しています。
BCの50%以上の人が家族を食べされるのが困難であると回答しました。
カナダに留学中、留学予定の方へ警告。
ホストファミリーを引き受けているのは元々余分の収入を必要とするカナダ人で、ここで述べた困窮している約半数の家庭がそれに当たります。
ホームステイする留学生への食事の量・質の低下は避けられないでしょう。
それだけでなく、他の物価も高騰を続けて、ガス・電気なども値上がりが痛い状況です。
ホームステイ費に見合わない扱いを受けることも多くなると思いますので、注意しておいて下さい。
3.大人だけでなく、10代の若者が切れはじめています
サレー市の高校で2名の生徒が刺され病院に運ばれました。
午後2時40分に出来事で、白昼まだ生徒たちが学校にいる時間帯です。
容疑者として、1名の高校生が逮捕され、現在操作中だそうです。
サレー市、バーバビー市、リッチモンド市、バンクーバー、コキットラム市はほぼ毎日と言ってよいほど殺傷事件が起こっていますが、高校内でのこの事件は大きく報道されました。
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いやぁ、良いニュースがありませんね。
日本からやって来る大学留学生のみなさん。
「平和でフレンドリーなカナダ」とは、どど〜んと異なる現状であることをよく認識して大人の行動をして下さい。
「カナダに信頼出来る知り合いの大人がいること」これが、今から今後への大学留学の条件だとも言える世界になりましたね。
高校留学? 全く勧めません。
「何があっても自分の責任です」が今の高校留学だと考えて下さい。
しかし、これはあなた達若者が乗り越え、先に進まないといけない事です。
このカナダの大学で学ぶことは、これからの人類の未来を考えるとてもいい機会になると思いますよ。
カナダにいらっしゃい!
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