週が変わり、カナダが新たな戦いに直面しています。
気温が上昇した週末、どっと人たちがビーチに繰り出し、政府の警告を無視し今後の感染の広がりが大いに懸念されています。
ブラジル・南アメリカからの変異種の感染力、重症化がますますカナダに広がっており、特に若い世代がどんどん倒れICUの病床を専有している状況です。
1. コロナ変異種との戦いに勝つにはワクチン接種スピードしかないと、各州政府は必死です。
週末はEnglish BayやKitslanoビーチでParty三昧の若者からの新たな感染が心配されているBC州は、昨日、すべての18歳以上の住人への接種予約を始めました。
4月の第1週には70歳以上の予約しか行っていなかった状況から、劇的な変化です。
政府サイトより登録を行い（オンライン登録にはBC保険証のナンバーが必要）その後政府からの予約についてのメッセージを待ちます。
現在はどの程度のタイミングで予約メッセージが来るかは情報は入手していませんが、接種は若い年齢の人にはおそらく6月頃だと言われています。
また、血栓の出来る確率が心配されているアストラゼネカのワクチン接種対象年齢も現在の55歳以上から18歳以上に引き下げるべきだとの議論もなされています。
非常に低い血栓の確率より、コロナ感染で死亡する確率の方がはるかに高いことを受けてです。
そのくらい、若者層がカナダでのコロナ感染を広げている悲惨な状況がよく見えてきます。
現在カナダにいる大学留学生のみなさん、18歳以上であれば必ず早めに登録を済ませることです。
日本の接種スピードよりはるかに早いですので、今後の日本とカナダとの行き来にも効果的だと考えます。
2.そんな中、毎日のように荒れた社会の事件が続いています。
殺人事件・暴行事件・人種差別攻撃など。
昨日は、バンクーバーアイランドのComox Valleyで、高校生3名が刃物で刺される事件が起こりました。
町にある広場で夜遅くまでPartyをしていた高校生たちの揉め事に端を発した刺傷事件です。
1名が逮捕、刺された3名のうち2名はヘリでビクトリアの病院まで搬送、1名はナナイモの病院まで陸路搬送されました。かなりの重症ですが、命はとりとめたそうです。
Comox Valleyの高校はただちに特別なサポート体制を組み、生徒たちの精神的な動揺を抑えようとしています。
逮捕された犯人の詳細は今のところ公開されていません。
Comox Valley学区は、今のこの時期、必死で収入を確保しようとしているエージェントが日本の未成年を送り込んでいる地区です。 最近急激にこの傾向が強くなったようです。
以前より、高校生同士の暴行事件が問題となっていたComox Valleyですが、ここを希望し相談して来る高校留学生予備軍の親が多いことに危機感を持ています。
今後エージェントにComox Valleyを勧められた場合は、NOを言うことをお勧めします。
ここでは詳細は省きますが、他にもこの地区には問題が多いです。
今後ますますエージェントの嘘が横行すると思いますので、少しでも「変だな」と思った方は躊躇なくご連絡下さい。
無料でご相談に応じています。
３．アジア人攻撃は悪化しながら継続中
バーナビー学区。
この大変な時期に今でもエージェントが送り込みを続けている学区ですが、ここでのアジア人への攻撃は昨年比350％の激増です。
主にはアジアの顔をした弱者（老人、女性）などに悪態をつき、暴力をふるうなどの攻撃です。
この地区は経済上逼迫している移民家族が多く住み、日本からの留学生もなぜかどさっと送り込まれています。
個々の高校生への学区の対応はいい加減で、エージェントが間で暗躍し日本の親子を騙しているケースも多々目撃しました。
ここも要注意の学区です。
（高校留学には要注意の学区が多すぎで、書ききれないのが現状です。）
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夏休みに帰国を考えている大学留学生のみなさんは、帰国前にカナダでワクチン接種を2回とも終えるかどうかは難しい判断になると思います。 政府の連絡をただ待つことになり、個人の予定をたてるのは今のところ不可能ですので。
まだ、今後のコロナ感染状況により、日本が緊急事態に入ったり、カナダが悪化したりの可能性は否定出来ません。 その場合には双方の国の入国制限が更に厳しくなることも予想されます。
両国からの情報に留意し行動して下さい。
何度も書きますが、日本の外務省はカナダをレベル３「渡航中止勧告」指定としていることを忘れないように。
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