☆自分気分☆

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「エルヴィス」 明日への願いとキング牧師

2022-08-16 22:37:37 | 映画


今日8月16日はエルヴィス・プレスリーの命日です。
映画「エルヴィス」の上映は終わってしまいましたが、感想文はまだまだ書かせてもらいます。

この映画で初めて知ったことも多いのですが、「明日への願い」もそうです。
「明日への願い / If I can dream」を初めて聴いたのは、ベスト盤だったと思います。
その時、なぜこの曲だけ明らかに歌い方が違うのか気になりました。
私のお気に入りの曲「この胸のときめきを」のどこか甘い歌声とは違っていました。
気持ちが入っていると言うのか、ただただ力強い歌い方だったのです。

その理由がこの映画でわかりました。
68年のカムバック・スペシャルの収録中にR・ケネディ議員が暗殺され、
同じ年には公民権運動のキング牧師も暗殺されました。
そのキング牧師の有名なスピーチ「私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、
かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。」
スピーチ全文はもっと長いのですが、有名な箇所だけ引用させてもらいました。

R・ケネディ議員の暗殺についてコメントを出すべきと言うプロデューサーに対し、
政治には口出しするなと止めるパーカー大佐。その狭間で悩むエルヴィス。
そして自分には歌うことしか出来ないと、この「明日への願い」をカムバック・スペシャルの最後に歌うのです。
その歌声はメッセージやコメントを出すよりも説得力があり感動を呼びました。

だから初めて聴いてもなにか感じるものがあったのですね。
エルヴィスの凄さ・偉大さを改めて知りました。

 


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