長野県伊那市は、中央アルプス・南アルプス地域において、大ペイロードの無人VTOL機を使って、令和3年度より物資輸送プラットフォーム構築プロジェクトを開始した。このプロジェクトの事業化に向けて川重やKDDI、ゼンリンらが参画する。
背景には、近年のアウトドアブームによる「山小屋の利用人口の増加」がある。そのための安定的な運搬物資が求められている。現在は、山小屋への物資輸送はヘリコプターに頼っている。しかし、送電線工事や公共事業の増加、パイロット不足等により運用可能な機体の確保が難しくなっており、全国で多くの山小屋がその影響を受けている。