抗体は体の中に細菌やウイルスといった病原体が侵入した際、それを捕捉するために働く免疫分子で、一般的に「免疫グロブリン」と呼ばれる。「Y字」の形をしており二股の先端部分で病原体などを捕まえる。先端部分の構造は1000億種類以上あるといわれ、様々な病原体に対処できるといわれている。
「ウイルスに初感染した場合は、そのウイルスに対するIgMがIgGに先行して上昇することが免疫学の概念として確立している。しかし日本人における新型コロナウイルスに対する抗体の変動は、IgGの上昇がIgMの上昇よりも早い例が多いことが特徴であると。 健常者のおよそ半数で交差免疫によるT細胞記憶が存在するのであれば、これは日本やエクアドル、その他東アジア各国においてコロナ被害が圧倒的に少ないことの説明となる可能性が出てくる。いわゆるこれまで謎とされてきた「ファクターX」の正体なのかもしれないのだと。
もし多くの日本人に「T細胞記憶に寄る交差免疫」が存在するのであれば…日本人のコロナ被害が少ないファクターXの正体であるかも…それは日本人にとって大きな安心材料になるだろう。「T細胞記憶による交差免疫」で新型コロナを撃退している可能性 森田 洋之 一部参照
▼ 免疫グロブリンには「IgA」「IgD」「IgG」「IgE」「IgM」の5種類がある。
▼ 特に IgG(後期発生、長期保有する) IgM(初期発生、短期消滅する)
▼ IgGを医薬品と活用したのが「抗体医薬」と呼ばれる
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