10月31日の日銀、金融政策決定会合で 【短期金利をマイナス0・1%、長期金利を0%程度とする政策は維持】「粘り強く金融緩和を続ける」と。
一方、国債の大量購入は日米の金利差を拡大させ、円安を進行させる。足元では1ドル=151円台まで進み、円安で長期金利も10年ぶり0.955%に と、長期金利の上昇容認は固定型住宅ローンや企業向け融資の金利上昇になる可能性がある。 物価高や原油高で家計や中小企業の経営を苦しめている。
日銀は国債を大量に購入し、長期金利の上限を厳格に押さえ込んできたが、債券市場の機能が低下する副作用も。運用を再柔軟化した理由について、植田氏は「厳格に抑えれば、副作用も大きくなりうると判断した」と説明。
日銀は10月31日、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表した。消費者物価指数(生鮮食品を除く=コアCPI)の前年度比上昇率の見通しを2023年度、24年度ともに2.8%に上方修正した。
他方、強い米国経済を反映した米長期金利の上昇し、10年国債利回りは5%台まで上昇した。
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