舞ゐ風~mai-kaji~

郷土のうたと踊り研究会

【映画】グレン・グールド~天才ピアニストの愛と孤独~

2012-01-07 00:23:08 | 日記
今年の映画鑑賞初め?

渋谷のUPLINK。ナント気前のいいことに、お正月特別価格1000円で映画を観せてくれる。ありがとう!(
因みに今日(1/7)迄)
これは何としても『グレン・グールド』を観に行かねば。

20:30スタートだったので、ついでに残業もしてハチ公バスでうきうきと向かう。


グレン・グールドについて、あまり知識は無い。名前を知ってる位。熱心なピアノ弾きじゃなかったから。


予告編の鈍よりした悲しい記憶の映像から一変。

大地が季節の移り変わりを謳歌してるような、色彩りの紅葉の風景から物語が始まる。

グレンの指から溢れる音の泉を、ずっと聞いていたい。彼について語る言葉が、邪魔で仕方ない。
一気に心を掴まれた。


グレン・グールド

サブに~天才ピアニストの愛と孤独~

ドキュメンタリーだからかもしれないけど、ベタなTitleだと思う。
でも、そんなもんなのかな…とも思う。

確かに奇異な人生なのかもしれない。所謂“普通”ではない。

これだけの才能を天から与えられてしまった者は、“普通”には生きられないのかもしれない。

だけど、“特別”とも思わなかった。


生きることは、それぞれ目の前の道を歩くようなもので、起伏だらけだったり凸凹したり。歩きやすいだけの道もあるかもしれないし。

それぞれが歩く道が、交差したり重なったり、岐れてしまったり。

グレンはグレンの道を、ひたすら歩くしかなかったのだと思う。
音楽と共に呼吸して。



自分は 自分の道をゆく


そう、彼は伝えてくれているような気がする。