舞ゐ風~mai-kaji~

郷土のうたと踊り研究会

【旅日記】冬の音を探しに~岐阜県・郡上八幡13,2,2-3

2013-02-12 20:12:56 | 旅日記

一年半ぶりに、この町を訪ねました。

毎年、大寒と立春直前の日曜日に

のぼりが立ちます。
この町の、大切な風物詩。



到着して、何をおいてもご挨拶に行くのが

ここ。
清水を一杯頂いて、手を合わせます。
水音も録らせて頂きました。



『チロル』で一息…と楽しみにして来たのにあてが外れてしまい、いつもの道をただふらふらと。



気温が急激に上がり、この町をいつも包んでいる水音が、雪融けの頃みたいに力強くて、冬の静けさが録りたかったのに…とうなだれてしまいます。


でも、ここで水音に抱かれていると、自分の中のぐちゃぐちゃした思いが鎮まっていきます。

やっぱりこの町が


郡上おどりが好きだな

って思う。


純粋に、その想いだけで自分の踊りを創っていこう。

祠に手を合わせて、すっきりした気分で宿に向かいました。



ここ、何度も歩いたことがあるのに

自分と同じ名前のお店があるの、知らんかった。

こんな些細なことに、喜びを感じます。



翌日はいい天気!

見慣れた角度と逆から見るお城も、なかなか良いものです。






寒ざらしは、中河原公園の方で。




雪も殆ど無く暖かい…とはいっても、風にじっと吹かれていると芯から冷えてきます。


でも、前回訪ねた時よりも


鯉のぼりも人も、ゆったり見えるな。




長く長く 続く
人から人へ 手渡される技術 文化

冷たい水に晒された鯉のぼり

この清流が絶え間なく流れるように 郡上本染も継がれて行きますように…



冬らしい音は録れなかったけど、また来年挑戦。

次は、春に。

郡上の春らしい音って、どこで録れるかね?