舞ゐ風~mai-kaji~

郷土のうたと踊り研究会

【旅日記】2016 黒森神楽 舞立ち神事・舞初め(岩手県宮古市 1/3〜4)

2016-07-17 15:47:09 | 旅日記
縁あって、念願叶って、黒森神楽の舞立ち神事〜舞初め〜門付けを訪ねることができた。

朝イチで移動するので、盛岡で前泊し『ぴょんぴょん舎』で一人前夜祭。

短角牛💕

2か月近く🍺&四つ足肉はほぼ食べていなかったので、お腹がビックリしていた。ずっと玄米&野菜中心の生活だったから。
でも、復興支援だからね!




ホテルのお雑煮を頂き、106急行に乗っていざ宮古へ。




今年は雪が少なく、運がいいことに踊り仲間の車で神社迄上がることができた。

厳かな空気の中で、神事が執り行われる。
権現様の淀みない流れるような舞と囃子に、場が浄められていく。


お詣りをして、下界へ下りる。


これからは、沢山の方が公民館へ集い舞初めが始まる。

庭先での舞い込み




しっかりこの目に焼き付けておこう

シットギも付けて貰いました。

館内での、舞初め。




観るのに夢中だけど、「山の神」だけは記録に残す。

地域の方々、他所のお客様、皆一緒に笑ったり目を見張ったり感嘆の声を上げたり。
心から楽しみ、心から感激し、心から安心した。
神楽が廻る地域は、震災で沢山の命が失われ悲しみに満ちているけど、魂が慰められているのではないかなーと感じた。
そう思ったら涙腺が決壊しそうになって、折角御世話になった神楽衆の方との会食であまり話ができなかった😢のが残念。
いつか、思いっきり語ってみたい。


深夜、偶然NHKの番組で二風谷の風景が!
早く、行きたいなー!




翌朝は、宮古の市場で

磯ラーメン💕
ラーメンなんて、久しぶり。
塩味が、しみるぅ〜


初めて門付けについて回るので、ドキドキ。

まず、細い山道を登って御墓での舞。
「墓獅子」というのかな。

昨日からギリギリいっぱい迄溜まっていた思いが、溢れ出そうになる。
ここに眠る魂は、神楽衆に鎮められ慰められ静かに眠っておられる。
ここに居れば、神楽衆が来て下さる。
肉体は滅びても、魂は神楽衆に浄めて貰える。
このなんとも言えない安心感。
私の骨も、此処に撒いて貰えないかな…。




途中ですれ違った方が、わざわざ自転車から降りて権現様へ手を合わせておられた。
この地域の、精神的な支えになっているのだな。





タイムスリップしたのではないか、と思う。どこか懐かしい造り。




子ども達も、ちゃんと清められていた。

かわいい。なんだか、みんなに会いたくなった。



美味しいお昼を一緒に頂き、体調も考え、心を残しながら昼一番のお宅を回ってそのまま失礼する。


この旅で支えて下さった仲間と神楽衆、支える地域の皆様に感謝しながら、旅を終える。
また来年、この地に呼ばれますように………願いながら。


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