■ 2012.8.15 長野県
私以外の家族が妻方の親戚に泊りがけで出かけてしまったので、一人で遠出することにしました。以前2002年の家族旅行時に、ベニヒカゲを見つけたポイントがずっと気になっていたので、そこへ。
清里を過ぎて、少し山側のポイント近くの駐車場に着いたのは、朝9:00くらい。途中高速道路では天気は良かったのですが、清里は霧の中でした。気温も18℃と寒く、蝶はまったく飛んでいません。とりあえず気温が上がるのを待つことにします。センターハウス周辺にはワレモコウやユリやアザミの仲間が咲いています。トンボやハチは活動していますので、このあたりの虫にとっては18℃は寒いわけではないようです。
ワレモコウ
で、この日初めて見た蝶は、
ジャノメチョウ
色合いが関東のものと違う気もしましたが、単に雄雌の違いのようです。
他には何もいないので、車に戻って一休み。家族連れが続々来訪。駐車場がだんだん埋まっていきます。
11:00に一瞬晴れ間が出たので、再出動!お花畑側の斜面を探索すると、蝶が飛び始めています。キアゲハがアザミに来ていたので、近くに寄ろうとすると足元にいたのが
ベニヒカゲ 準絶滅危惧種:天然記念物@長野&群馬
いきなり本日の最優先ミッションクリアです。前回はもっと標高の高いところにいたのですが、今日はもう登る必要無いっすね。上のほうはまだ濃霧だし。。。いやでもホント、この一頭が私のためだけに草むらにそおっと隠れていてくれたような気がして、うれしかったです。
その他、お花畑には、
キアゲハのカップル
平野のと微妙に模様が違う気がする モンキチョウ
ウラギンヒョウモン
コヒョウモン at アサマフウロ(下)
がいました。
その後、うつくし池の方も散策。ヒメキマダラヒカゲやアサギマダラを見かけましたが止まる気配はなく、撮れたのは、
オオチャバネセセリ
ジャノメチョウ再び 今度は開翅&交尾
でした。
ここでちょうど正午。お昼を食べて信州峠に移動します。約1時間走って、峠の駐車エリアに到着。
なんだか大きなセセリが沢山飛んでいます。何だろうと寄ってみると色合いのはっきりしない
キバネセセリ at イケマ
初見?と思っていたのですが、採集ノートを確認したら、高校生のころ北海道で採集したことがありましたね。いずれにしても今日会えるとは予想外でした。他には、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、キタキチョウがいました。
少しポイントをずらすと、そこにも蝶が沢山来そうな花が咲いています。やはりいました。
ミドリヒョウモン at ウド?
ヒメキマダラヒカゲ at イタドリ?
ルリシジミ
きれいな蛾も来ていましたが、遠くてぶれぶれ・・・
キンモンガ
よく見ると、花の先にシジミがいるように見えます。プルプルする手を必死に耐えつつ望遠で寄ると、なんと
ミヤマカラスシジミ
これは生涯通じて初見です。嬉しいですねぇ。
帰りにゴマシジミの産地に寄りましたが、しっかり保護区になっていました。当然ですね。
私も日本蝶類保全協会の会員だったりするので、こういった活動の参加募集が時々来ます。日程が合えば是非参加してみたいです。ワレモコウ(ゴマシジミ幼虫の食草)がススキなど成長が早くて背が高い草に負けないよう、下草刈りとかが重要なのです。
せっかく来たので周辺を少し歩きましたが、特にそれらしいシジミは飛んでいませんでした。
代わりといっては何ですが、かわいい蛾がいたのでパチリ
ツメクサガ
遠かったのでボケブレですが、横顔がセセリチョウそっくりですね。
というわけで、涼しくて快適でかつ収穫もそこそこと大満足の一日でした。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
前回の蝶散歩は:昭和記念公園
最新の画像もっと見る
最近の「蝶日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事